メカニズム 可変バルブ機構 読み:かへんばるぶきこう 吸排気バルブの開閉時期(バルブタイミング)は一般的に固定されているが、これを回転数などに応じて自動変更する機構。低速域でトルクフルに、高回転域ではスムーズに伸び上がるといった相反する特性も実現できる。具体的には、吸気バルブと排気バルブが同時に開く「バルブオーバーラップ」の時間を短くしたり長くすることで、最適な出力特性に変更している。採用例は、ドゥカティの「DVT」やスズキの「VVT」など。回転数に応じてバルブ数を2→4に切り替えるホンダの可変バルブ機構「ハイパーVTEC」も有名だ。