メカニズム 倒立フォーク 読み:とうりつふぉーく テレスコピックと呼ばれる一般的なフロントフォークは、インナーチューブ(小径のパイプ)とアウターチューブ(大径のパイプ)で構成される。このアウターチューブが上側にあるのが倒立フォーク。インナーが上、アウターが下で一般的な「正立式」に対し、さかさま(倒立)になっていることが名前の由来だ。倒立は、太いパイプで車体と締結されるため、フォークのたわみが発生しにくく、剛性を確保しやすい。また、バネ下重量が軽くなり、路面追従性が向上するメリットがある。モトクロッサーに1980年代後半から採用され始め、1990年前後からロードモデルにも搭載されるようになった。