こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、昨年末から今年2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!
ユーラシア大陸横断 準備編④ 海外ツーリングで活躍する道具たち
ミニマムで選んだ海外ツーリングの道具はコレ!
持ち物は多いと車体への負担も増えるし、燃費も落ちるので軽量化を図るためになるべく少なくしたい。でもいざという時のために色んなものを持って行きたい。そんな自分の中での葛藤を乗り越えて選んだ道具たち。
基本的には日本国内でのキャンプツーリングと同じ。それに加え、どこで物資が出に入るかわからない海外ツーリングならではの備えとしての持ち物を紹介していく。
・ガソリン式コンロ
・ボトル型浄水器
・充電式乾電池
・世界共通のSIMカード
・工具
・タイヤのパンク修理道具
・ビザ申請用の証明写真
ガソリン式コンロ
ガスカートリッジ式のコンロは海外ではカートリッジが手に入らないかもしれない。バイクという常にガソリンと一体の乗り物行動するならガソリン式のコンロが使い勝手がいい。
最悪バイクのタンクからガソリンを取り出すこともできるし、逆にガソリンを入れているボトルをバイク用の携行缶として使う時が来るかもしれない
ボトル型浄水器
水道水が飲めなかったり、そもそも水道が通っていない地域も通るかもしれない。オーストラリアツーリング中に会ったスイス人ライダーにオススメされたのがボトル型の浄水器。製品によってろ過できるものは違うが、この製品はバクテリアも除去できてほとんどの水を飲み水にしてしてしまう。普段は飲める水を持ち運ぶボトルとして使うこともできるのもポイント
充電式乾電池
カメラやライトなどに使う乾電池。いちいち買っていたらお金もかかるし、国によっては乾電池の性能が低くて使い物にならないという話も。キャンプが続く日々もあるかもしれないので、電池に限らず電子機器は全てバイクのUSB電源から充電できるものにした
世界共通のSIMカード
「世界200カ国で使える」とうたっているSIMカードはたくさんある。事前に料金をチャージして、データ量が底を尽きたらまたチャージするという仕組み。料金設定は国ごとで違い、旅行者の多いヨーロッパやアメリカなら比較的安いが、ロシアやモンゴルなどはとても高い。
行った国々のプリペイドSIMカードを利用した方が安い場合が多いので、それぞれの国で買おうと思っているが、このSIMカードはとりあえず緊急用として、また数日しか滞在しない国用として用意した。ちなみに持って行くスマートフォンはSIMフリーのアイフォン6s。世界中の国々の電波に対応しているので、日本にいる時からこの機種を使っていた
工具
工具は一度自分で整備してみると何が必要かわかってくるので、自分で整備する視点から工具を揃えた。アフリカツイン750の場合は燃料コックのレバーを外すのに長いドライバーが必要だったり、プラグレンチは車載工具でないと使いづらかったりする。逆に15mmのボルトは使われていないのも知っているので、不必要な工具を置いて行くことができる。いざという時のためにサービスマニュアル、パーツリストも持ち歩く。
スペアパーツ
アフリカツイン750は燃料ポンプとレギュレーターが壊れやすいというのが、これまでこのバイクを乗ってきた人たちの答え。逆にこの2つを持っていけば壊れることはまずないというのも先人たちの答え。なのでこの二つのスペアは常に持ち歩くことにした。
そのほか転倒時に折れることを想定してブレーキレバーとクラッチレバーを用意。またどこでタイヤが手に入るかわからないので、とりあえず減りやすいリヤタイヤはスペアを持ち運ぶことにした
タイヤのパンク修理道具
タイヤレバーやパンク修理用のパッチ、スペアのチューブ、エアーコンプレッサーを用意。いざという時に自分で修理できないとただの荷物になってしまうので、練習してなんとか自分でパンク修理をできるようにした
ビザ取得用の証明写真
多くの国を巡っていればビザを取得する必要がある国もたくさん出てくるだろう。その度に現地で証明写真を撮ると手間になるので、日本で安く印刷できることもあり事前に用意
学生時代から使い続けている道具
寝袋とコッヘル、コンロ用の風除けは12年前の学生時代にバイクで日本2周した時からずっと使っている。今回新調することも考えたけれど、思い出が詰まって捨てることができなかったし、あの時から自分の旅が続いていると思ったためあえて今回も使うことにした。今回のツーリングを経たら他の道具も思い入れが強くなってしまうだろう
その他:海外ツーリングの便利グッズ
海外ツーリングの便利グッズ②
ベルボンというメーカーの三脚「UT-43」
収納サイズは26センチ、重さ約1キロなのに、高さ154センチまで伸びる優れもの
パニアケースにも簡単に入ります#ユーラシア横断 pic.twitter.com/RH2RXVke3N— 合田紘之@ユーラシア大陸横断中 (@GodaAFRICATWIN) 2018年6月3日