【バイクライフ計画】ライダーなら一度はやりたい!四極制覇
ワタクシ編集モリは、取材と称してさまざまな場所にツーリングに行かせていただいている。そんないろんな場所の中で、ちょっとだけテンションが上がるのが「1番先っぽ」だ。
島国である日本にはそんなところがたくさんある。「本州で1番東(トドヶ崎)」とか、「北海道の1番南(白神岬)」とか、「四国の1番南(足摺岬)」とか、細かくカテゴライズすれば日本のいろんなところが最突端だ。その中でもトップ・オブ最突端が「日本四極」。島しょ部を除く日本列島を形成する北海道、本州、四国、九州を〝日本本土〞とした1番東西南北のことだ。北は宗谷岬、東は納沙布岬、南は佐多岬、西は神崎鼻。そんな〝さきっぽ四天王〞にたどり着いた最果て感は他とは違った感動がある。
これ以上先はバイクでは行けない、あるいは海の先は日本じゃないという特別感と、やはりすべて簡単に行ける距離にはないため、長い道のりを走ってきたという心地好い疲労と達成感が喜びを生む。そして忘れてはならないのが〝日本本土四極到達証明書〞の存在。四極を有する市町が発行する証明書で無料で手に入るものなのだが、東西南北の証明書を合わせると1枚の大きな賞状になるというコレクター魂を刺激されるギミック! せっかくなのでこの1年で達成するなら、という年間計画表を立ててみた。
日本列島はタテに長いので、北と東の北海道エリアは夏、南と西の九州エリアは秋と2回のツーリングに分けて行ったほうが効率がよさそうだ。
気を付けたいのが、この到達証明書は市町が発行しているモノ。市役所、観光案内所などで手に入るのだが、場合によっては分かりづらい場所にあったり、もらえる施設の営業時間もあるので入念な計画とリサーチが必要だ。
ちなみに、僕が行けていないのは鹿児島県・南大隅町の佐多岬。聞くところによると、佐多岬灯台のある本当の先っぽまで相当歩くと聞いているので、心してかかりたい。
四極制覇!!
編集モリはこう走る!(たぶん)
①北東制覇ツーリング
狙い目 6~8月
行程 4日間
移動手段 飛行機+レンタルバイク
【日程】
【1日目】 新千歳空港にてレンタルバイク1日かけて稚内を目指す
【2日目】 そのまま最東端を目指すも力尽きて弟子屈辺りにて宿泊
【3日目】 最東端へ到着、そのまま千歳空港を目指す。バイクを返し、せっかくなので札幌を満喫
【4日目】 午前に札幌市街を観光、飛行機で東京に帰る
飛行機とレンタルバイクを使えば、北海道の上陸は簡単。しかし、当たり前だが北海道は広い。下記の4日間の日程では最北端と最東端のみを目指すだけのツーリングになりそうだ。本当のことなら1週間くらい、ゆったりと他も観光しつつ走るのがベストなプランニングだろう
②南西制覇ツーリング
狙い目 10~12月
行程 5日間
移動手段 自走+フェリー
【日程】
【1日目】 自走にて大阪港を目指す。夕方発のフェリーで鹿児島県・志布志へ
【2日目】 早朝、志布志港を出発。最南端・佐多岬を目指し鹿児島県内にて宿泊
【3日目】 高速道路に乗って長崎県・佐世保を目指す。長崎鼻へ到達、佐世保市内にて宿泊
【4日目】 大分港を目指す。夕方発の大阪行きのフェリーに乗船
【5日目】 早朝、大阪港に到着。1日かけて東京へ帰る
自走+フェリーのプラン。フェリーを選択したのは大阪→志布志航路のさんふらわあに乗れば、志布志航路の最南端まで2時間程度の場所に到着できるのだ。コチラも弾丸プランなので最南端周辺および最西端周辺のみのツーリングになりそう
北 【宗谷岬】(北海道)
東 【納沙布岬】(北海道)
詳細はこちら
西 【神崎鼻】(長崎県)
南 【佐多岬】(鹿児島県)
四極制覇イベント 「SSTR GREEN LABEL」
冒険家風間深志さんが提唱していた北東端と南西端に分けて行う「The Round 4 Poles」の四極制覇を基本とし、2020年は「SSTR(SOCIAL SUPPORT TOURING RALLY) GREEN LABEL」と題し、北海道・本州・四国・九州と日本本土の各四極、計16極を100日で制覇するというイベントを行っていた。2021年のイベントも期待大!