近年、アドベンチャーバイクが好調だ。ひとつのカテゴリーを築くほどに
ラインナップも増えたが、一方で、ダートを楽しめるようなフィールドはそれほど多くない
昨年末には、首都圏ライダーのオアシスとも呼べる
道志村の林道が2本も閉鎖された。現地取材を踏まえ、考察する
【Thinking Time】⑧道志で林道が2本閉鎖!縮小するフィールドの未来
*BikeJIN vol.218(2021年4月号)より抜粋
一部ライダーやドライバーの 違法行為が閉鎖の原因に
昨年末、山梨県の道志村に残っていた林道のうち、2本が閉鎖となってしまった。道志村の林道は、首都圏西部のライダーにとって貴重なフィールドだ。距離こそ短いもののフラットな路面が多く初心者でも走りやすい林道として知られており、近年、販売好調なアドベンチャーバイクでも無理なく走れるような林道だ。
閉鎖に至った理由は、一部の心ないライダーやドライバーが路外の山林に車両で分け入ったり、勝手にキャンプや焚き火をしたりという違法行為によるものだ。道志の山々は横浜市の水源ともなっており、こうした自然破壊は地域住民への直接的な被害だけでなく、横浜市民に対しても大きな不安を抱かせる問題だ。
林道ツーリングを楽しむ人の多くはマナーを守れる善良なライダーやドライバーだが、こうした常軌を逸した行動がコロナ禍においても行われたことで、役場としても林道の管理が難しくなるなか苦渋の決断となった。
山を走るということはどういうことか。山は誰のものなのか。道志に限らず、山の多くは私有地であり、道志の山にも複数の所有者がいる。林道は、林業振興等のためといった名目で、山の所有者が自分の土地に道を通すことを許可したものだ。公益ということで、道の補修などの管理は自治体が行うことが多い。道志の場合も林道は村道ではなく、登記上は道でもない、あくまでも私有地だ。
林道から外れて路外で好き放題に走り回ったり、焚き火、キャンプ、夜間走行をしたりということは、人の家の庭で好き放題にやることと同じなのだ。近年は折しもキャンプブームが続いており、路外の広場や川っぺりで勝手にキャンプをする人も多いという。役場の職員が注意すると「ダメなんですか?」程度の返答が多く、知識に乏しい。焚き火が風にあおられれば、あっという間に山火事になり、消防水利のない山中では火を消すことも難しくなる。
道志村役場産業振興課の担当職員に聞いた。
「昨年4月、緊急事態宣言の前に一度ゲートを閉めて、その後また開放して、夏場を含めて林道内の様子を見ていましたが、12月には、ゲートの鉄パイプがバラバラに分解されてしまって、ちょっとこれはまずいぞとなりました。それで、年末にしっかりとしたゲートを設置したんです」
役場がゲートを閉めたことはSNSやネットでも広く伝わった。地元の新聞社も取材に来るなど、反響の大きさにあらためて驚いているという。ゲートを閉めて以来、今のところはいたずらや破壊はされていない。しかし、林道内のキャンプ場関係者はもちろんのこと郵便局など配達業者にも不便を強いてしまっている。
「現状、解除の方向では考えていません。横浜市水道局やキャンプ場、林業関係者とは話がついています。元々の道の目的を考えてもゲートを開ける必要はないのかなと思います」
林道には強固なゲートが新設され カメラによる監視も行われる
昨年末に閉鎖された2本の林道に行ってきた。どちらもアクセスが良く、幹線道路の道志みち(国道413号)から1本曲がるだけで到達できる。ゲートは、ダート路面が始まる前の舗装路面に設置されている。室久保線には単管パイプによる大きなゲートが新設され、カメラによる24時間監視も行われている.
温泉施設「道志の湯」の先に延びる林道。人は隙間から通れるが車両は通れない
越路線には、元々、鳥獣被害防止のためのネット(フェンス)が設置されていた。車両は都度、開け閉めすることで通ることができたが、今回の閉鎖で鍵がかけられた
林道内の至るところに 四輪駆動車やバイクの タイヤ痕が!
今回、道志村役場の協力で特別に室久保線の中に入れて頂いた。室久保線の中には「ブナの森キャンプ&コテージ」があり、その手前で越路線との分岐があるが、キャンプ場の近くだというのに路外走行による痕跡が目立つことに驚く
道志はツーリングライダーにとって聖地のような場所だ。道の駅どうしには平日でもライダーが多く集まり、バイク専用の駐車スペースも他にないくらい整備されている。
「マナーと安全に注意して林道を走ってもらう分には何の問題もりません。あくまでも私有地を荒らすことが問題なんです」
最後に、林道を走っている時に、路外を走行したり、広場でキャンプや焚き火をしているライダーやドライバーを見た時にはどうすべきか伺ってみた。
「一般の人が通報するのであれば、いきなり警察ではなく、まずは村役場に通報してください」
善良で自然を愛するライダーの心がけで、こうした汚名を挽回していきたいものだ。
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