2017年の東京モーターショーで披露され、そのスペックが話題を呼んだ
新型ニンジャ250/400の国内販売が2月1日から始まることになった
果たして何が変わり、どんな走りを見せてくれるのか!?
問い合わせ
カワサキモータースジャパン
TEL0120-400819
http://www.kawasaki-motors.com/
Promotio
2017年の東京モーターショーで披露され、そのスペックが話題を呼んだ
新型ニンジャ250/400の国内販売が2月1日から始まることになった
果たして何が変わり、どんな走りを見せてくれるのか!?
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http://www.kawasaki-motors.com/
250と400では多くのパーツが共有化されたと書いたが、両モデルを目の前にしても瞬時に見分けられる人はそう多くはいないに違いない。異なるのは以下の3点だからだ。
・外装の色
・マフラーの大きさ
・タイヤのサイズ・種類
というのがそれで、実際これらの差もほとんどないに等しい。
なぜなら、カウルに「250」あるいは「400」というグラフィックがなければそれと分からず、マフラーは400の方がやや長いだけ。タイヤに関しても250のリヤタイヤが140(バイアス)なのに対し、400はワンサイズ太い150(ラジアル)を装着しているに過ぎないからだ。
セッティングやタイヤサイズの関係でキャスター角やシート高の数値が微妙に異なるものの、基本的にエンジンだけが異なる一卵性双生児と言って間違いではない。
では、エンジンはどれほど違うのか? 排気量を正確に記すと250が248㏄、400が398㏄ということなので150㏄の開きがあり、当然それは37㎰(250)と48㎰(400)というパワーの差になって表れている。
「だったら400の方がよさそう」と思われるだろうが、それは結論を急ぎ過ぎ。250は400の廉価版ではなく、ちゃんと異なるキャラクターがあったからだ。
そもそも250が発揮する37㎰という数値は、あの本気過ぎるにもほどがあるホンダのCBR250RRとほぼ互角。250クラスでは圧倒的な性能だ。
実際、エンジンを回した時のパンチは強烈だ。スロットルを開けると「シャーン」とロスなく回転が上昇し、精度の高さを思わせる。しかし最高出力をマークする1万2500回転あたりの勢いで満足してはいけない。
このエンジンのおいしい部分は実はまだその先にあり、1万3000回転を超えてからさらにキレが増し、レブリミッターが作動する1万4000回転までの間にもうひと伸びするからだ。
だからといって、低回転域を犠牲にしていないのはさすが。3000回転も回っていれば十分なトルクを発揮してレスポンスも穏やか。ハンドリングにもほどよい落ち着きがあるため、街乗りをする時とスポーティさを楽しむ時のメリハリがしっかりつけられる。
吸気効率が大幅にアップ
エンジンに向かって上から下へ吸気するダウンドラフト構造を採用。
この結果、高回転域でのパワー特性が向上した
ワインディングがさらに面白く、回したくなるエンジン
上記のダウンドラフト構造に加え、エアクリーナーボックスも大容量化。パワーアップに不可欠な空気吸入量が増加したほか、大径スロットルバルブ、鍛造カムシャフト、軽量フライホイールなども盛り込まれ、最高出力は従来モデルの31㎰から6㎰アップの37㎰を達成!
高回転までストレスなく回り切るエンジン特性によってスポーティな走りが楽しめる。
ライディングポジションはコンパクトながら、過度な前傾姿勢を強いられたり、窮屈さがなかったのがこれまでのニンジャのいいところだ。それは新型にも踏襲されているだけでなく、シート内部のウレタン材の厚みや形状が見直され、疲労の軽減や足着き性の向上にも貢献。一体感は高く、体格を選ばず扱いやすい
(Tester 170㎝ 80kg)
現在、カワサキはカウリングモデルを備えたモデルに「Ninja」の名を与え、そのスポーツ性を打ち出している。H2 やZX-10R もそこに属するが、こうしたトガッたモデルを除けば左の4機種がファミリーの中心。
排気量や車格の違いによってさまざまな個性があり、好みやライフスタイルにマッチする1台があるはず