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【愛知県・ツーリング】SOTO本社で来季新製品を最速チェック!![マヒトが行く]

通年キャンプの相棒として人気のSOTO製品。その新製品「vapor trail(ベイパートレイル)」を取材すべく、愛知県豊川の本社を訪問。普段は公開されない実証実験エリアで目にしたのは、極限環境でも性能を発揮する信頼のプロダクトたち。五輪聖火リレートーチを手掛ける技術の裏側と、新たな挑戦の一端を垣間見た!

遂にSOTOの鉄のカーテンに入る

ロイヤルエンフィールド愛知を後にして、一時間ほどの距離、豊川にある”soto”の本社へやって来た。sotoと言えばバーナー、バーナーと言ったらsotoって位の有名ブランドで、先の東京、フランス・パリで開催されたオリンピックの聖火リレートーチの燃焼部分をsotoを展開する新富士バーナーが創っているのだ。そんなsotoに今回やって来たのは、新製品を見せてもらうためと、soto製品を開発するにあたって繰り返されるテストを行うエリア、つまりは”sotoの鉄のカーテン”の内側に入ることを許されたからなのだ。以前お邪魔したファクトリー棟とは違う建物へと進んで行くが、新しい製品が生み出される”研究企画棟”といった場所と思っていただけるといいかと思う。取材前に「こちら側は撮らないでくださいね」とひと言。そのピリッとした空気が非公開を感じさせると同時に、特別な情報を公開してもらえていることの喜びも同時に感じて嬉しい。

様々に見せていただいていると、ついに出てきました新製品!その名も”vapor trail(ベイパートレイル)”(仮)!!略すとvtとなる(正式にはそんな略し方はしてないけどね)cb缶仕様の分離型ストーブで、cb缶を使用した際に起こるドロップダウンを防ぐために、気化する前の液体状態のガスを燃焼させる”液出し”を採用したモデル。実は取材時には燃焼させている実機を見ることは叶わなかったが、後日の発表会で見たそれは、マイナス20度に冷やされたハイパワーカセットボンベの”cb tough125″でも燃焼していたぞ。ちなみに、寒冷の環境下で使用したガス缶は、ブレンドされているガスが気化しやすい液化プロパンから先に燃焼してしまうので、ガス缶内部のブレンドが変わってしまっている。なのであたたかくなってからの再利用がおすすめ。今回の”vapor trail(ベイパートレイル)”のような液出しならブレンドは変わらないのでそこに関しての安心感は絶大だ。通年キャンプな俺達には持って来いの逸品ではないだろうか?

話は戻って、ついに鉄のカーテンの中に入る。文字通りの黒い幕で囲われた建物の中には、東京・パリ五輪の聖火リレートーチと、俺も使っている”horus solo t/c”のフルセットがライトアップされている。映画のスタジオセットのような雰囲気で、以前出演した映画の撮影風景に似ている。しかしここで行われるのは実証実験、無限takeで問題を洗い出す場所なのだ。洗い出すと書いたが、今回見させてもらうのは降雨実験で、さまざまな環境下での耐候性のチェック。「では始めま〜す」の声を合図にホルスの上から土砂降りの雨。正確な降雨量は聞き忘れてしまったが、この雨の中でキャンプするのは誰しもが「やめようよ」と泣きを入れてしまうくらいの雨量。それを厚めのtc素材でできているこいつは平気な顔で弾いていく。試しにカザマルと2人で幕内に入ってみたが、雨漏りの気配もないのと雨音が優しいことに気が付く。遮音性にも優れた面も確認できた。こうしてさまざまな実証実験をクリアしてsotoの製品は世に送り出されていく。

展示会で公開されたNEWギアがこちら!

12月某日、遂にプレス公開された“Vapor Trail(べイパートレイル)”(仮)。液出し燃料をジェネレーターで加熱させるコトで低温下でのドロップダウンに対応している。他にもST-350がすっぽり収まるミニテーブルも堪らんネ

SOTO製品の開発担当者や、営業側面からプレゼンテーション担当、勿論広報担当者も集まる展示会。コレだけのメンツが集まるトコロを見ても、SOTOの気合いを感じずには居られない。早く使ってみたいなぁ

五輪の聖火リレートーチ燃焼部分の製造秘話に驚き!

先の東京五輪、2024年のパリ五輪。この時の聖火リレートーチの燃焼部分を作ったのは、驚く無かれSOTOを展開する新富士バーナーナノダ。デザイン先行での制作も大変ダッタようダガ、本当に大変なのは目に見える“赤い炎”を上げること。しかしソコは炎の匠のメーカー

極寒のテスト無しに限界性能は有りません!

マイナス10度の試験室なんか必要ないやんかぁ〜! と叫び出しそうになるが、限界登山や雪中キャンプ等の極寒シチュエーションでも使えるようにする為に「やらねばならぬ」。ってコトでSOTOパワーガスと、CBタフガスの燃焼比較をして貰った……もう出てイイデスかぁ〜!

ホルスに打ち付ける激しい雨ダガ、写真のようにしっかりと雨を弾いてくれている。TC素材ナノで生地に雨が多少染みるが、決定的に雨が漏ったコトは実際に何度も雨キャンプで使っている俺の経験では無い
試しに、カザマルと2人でホルスの内部に入ったまま降雨テストを実施。雨漏りの気配はまったく感じられず、安心して過ごすことができるテントダ

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