[憧れの海外ツーリング]南米バイク放浪記⑪「かったボリビア生活が終了、ペルーの旅に突入」
この度、南米をバイクで旅をするという川田さん初心者ライダーでバイクの運転はほぼ海外のみそんな人の南米バイク旅はどうなるのか?「バイクで海外旅」ならではの疑問を解消しつつ、走ります!
皆さんこんにちは。
今回は前回到達した都市『スクレ』から、ペルーとの国境近くの『コパカバーナ』という町まで一気に書き進められたらと思います!
個人的にはあまりハマらなかったスクレは、2日間滞在し3日目の朝に出発。目指すは、ボリビアの事実上の首都である『ラパス』です。実は憲法上の首都はスクレですが、ラパスは行政・立法府がある為、事実上の首都という位置付けだそうです。
ラパスまで550㎞。中々一日で走るには大変な距離なので、適当に走って日が暮れてきたら近くの町で宿を見つけて泊まる事にしました。
目的地を設けても、どうせ写真撮ったり道草くったりで、目的地に辿り着けない事ばかりだし、敢えてそこに辿り着く事にこだわらないので、もはや目的地を設定する事自体、無意味に思えてきます(笑)。
方向だけ決めて、その日に進める所まで進む。そんな感じで旅した方が私の性に合ってる気がします。
なので、道中他のライダーに「一緒に走らないか?」と誘われても100%断ってきました。
あくまで、自分のペースで人に気を遣わずに走りたい。
そんなこんなでボリビアの高地をのんびりと走っていたら、ラパス到着まで3日もかかってしまいました。流石はボリビア一の大都市だけあって、交通量も桁違いに多い。ちなみに海外では「デカい車両ほど偉い」という暗黙の了解がある国が多く、ボリビアも御多分に漏れず、必然的に公道でのバイカーの地位は低くなります。
ラパスでは仲良くなった現地民と夜遊びに行ったりと、都会らしい遊びをしたり、『月の谷』と呼ばれる観光地に行ったりとそれなりに楽しむ事が出来ました。
ラパスは4日間滞在し、次はペルーとの国境近くの町コパカバーナへと向かいます。
コパカバーナは、『チチカカ湖』という湖沿いの町です。ボリビアとペルー両国が有するチチカカ湖は、標高3800mに位置する、琵琶湖の12倍の大きさを誇る湖です。この巨大な湖を沿って走りながら、コパカバーナを目指します。途中、ボートにバイクを乗せて湖を渡り、船員がお釣りをチョロまかそうとして揉めたりと、どこまでもボリビアは私を楽しませてくれます。
この日は珍しく、暗くなる前に目的地に到着。一応リゾート地ではあるのですが、こじんまりした町の雰囲気に、どこか寂しさも感じさせられました。
これにて長かったボリビア生活が終了です。政府より与えられた、日本人のボリビア滞在可能日数である90日間をキッチリ使い切りました。
さて、次回からはペルー編をお送りしたいと思います。ペルーはいきなりトラブルからスタートする事になりますが、どうぞお楽しみに!