実は楽勝の日帰り九州旅
さて、日帰りで九州ツーリング。首都圏から自走であればまず不可能だが、九州まで飛行機で飛び、レンタルバイクを借りてしまえば、日帰り九州旅は楽勝だ。しかも九州は高速道路網がかなりしっかりしているので、福岡空港起点にして、目的が鹿児島だったとしても日帰りは十分に可能と言える。
毎日の仕事が忙しくて、悶々とした日々を送っているライダーは多いハズ。朝ツーなどのショートツーリング程度じゃすでに発散できないほど「バイクストレス」が溜まっていませんか?ならば、思い切って九州まで走りに行ってはどうだろうか?仕事の手前、家族の手前、「日帰りだから……」と言い訳できれば、実現の可能性はかなりアップするハズ。
さて、日帰りで九州ツーリング。首都圏から自走であればまず不可能だが、九州まで飛行機で飛び、レンタルバイクを借りてしまえば、日帰り九州旅は楽勝だ。しかも九州は高速道路網がかなりしっかりしているので、福岡空港起点にして、目的が鹿児島だったとしても日帰りは十分に可能と言える。
飛行機で福岡入りし、バイクはここ、レンタル819福岡南店でCB1300SBを借りた。土日祝日は朝8時半から営業しているので、日帰り九州ツーリングで大いに活用して欲しい。
今回、目的地として選んだのが長崎県は平戸市の「生月島」だ。隠れキリシタン殉教地として知られる生月島には、「生月島農免道路」という絶景のシーサイドラインがある。走行距離は福岡空港から約170kmだが、九州道から西九州道の佐々ICを使えば、下道は42km程度。これなら現地までの所要時間が読みやすいので、帰路の飛行機の時間に合わせて帰りやすいのがメリットだ。
佐々ICを降りると、平戸島へ渡る「平戸大橋」は結構近い。ここから平戸島、生月島を巡る島旅が始まるのだ。今回のルートでは、目的地の生月島を前にもう一つの絶景道にありつける。それが「川内峠」だ。平戸大橋バイパスから県道19号を繋ぐ川内峠は、古江湾を一望できる景観がクライマックス。撮影を行った11月はススキが見頃で、走行距離自体は短いのだが、満足感たっぷりの峠道だった。ここを抜けると生月島の玄関口はもうすぐだ。
さて、満を持して「生月島大橋」を渡り、メインストリートをすぐに左折すると、島の西側を走る「生月島農免道路」に辿りつく。ここはサンセットロードの愛称があるように夕日が美しい道なのだ。
実際に走ってみると、そこは噂に違わぬ絶景道だった。左手に玄界灘を見ながら走るのだが、うっすらと五島列島が見渡せる。ここは単なるシーサイドラインではなく、断崖絶壁あり、放牧された牛あり、棚田ありと景色が変化に富んでいるのが特徴的。走りの面でも中高速コーナーばかりなので、ビギナーライダーでも軽快なライディングが楽しめるハズだ。