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【令和の夏ツーリング】成功の秘訣

朝と夜の時間帯に集中して夏ツーリングを成功させるには
事前の計画と直前の判断が重要だ
そのために必要ないくつかのポイントを紹介しよう

ディスカバージャパンもある一点集中ショートツーリング

夏ツーリング成功の秘訣をヒトコトでいうと〝一点集中〞だ。そのためには、『何も持たずに』、『雨が絶対降らない日に』、『片道1時間以内』という3項目がその要点となる。

これを実現するには、いくつかの定番ルートを確保しておくことがカギだ。荷物を必要最低限とし、ナビがなくても道に迷わず、どこにも立ち寄らず、給油する必要もない距離で往復できるとベストだ。

さらに降雨による路面状況悪化と身体が濡れるリスクを避けるため、天気予報の降水確率が30%以上なら中止にすることだ。

「ただ走るだけなんてツマラナイ」と思う人もいるかもしれない。しかし、走りながらでも景色は楽しめるし、走り慣れたルートでも新しく開店した店を見つけたり、今まで見落としていたモノやコトに出会う発見もある。あるいは愛車の好不調を見つけたり、今まで気づかなかった魅力を感じられるかもしれない。

また、生活が多忙でバイクに乗る時間をなかなか取れない人にとっては、十分ストレス解消になるし、ライディングの勘どころを維持するためにも、一点集中ショートツーリングはとても有効なのだ。

この夏は走りに集中!

Point1 何も持たずに
Point2 雨が絶対降らない日に
Point3 片道1時間以内で

コンテンツは“走る”それだけ

前日までに計画

なにも持たない「どこも寄らない覚悟」を決めろ!
片道1時間以内でのツーリングでは、携行品を減らすことも重要だ。なぜなら出発の準備も、帰宅後の片づけも時短できるうえ、身軽だからこそサッと出発できるからだ。左のリストが必要最低限の携行品リストで、これならボディバッグも要らず、ジャケットなどのポケットだけで事足りる。昨今はスマホがあれば買い物にも困らないが、有料道路の料金所での支払いや車両トラブルなど、万が一のことを考慮して2000円程度の現金とクレジットカードは持っておこう。つまり、財布とスマホを携行するだけでいいのだ。

ショートの持ち物一覧

・ 現金(2000円くらい)
・ 免許証
・ 保険証
・ クレジットカード
・ スマホ
・ ETC

があればOK!

レインウエアは持っていかない!

当日に判断

満足度を高めるために「確実に降らない日」を狙え!
携行品からレインウエアを省いていることもあるが、そもそも雨天走行は路面状態や視界の悪化、身体が濡れた場合の体温低下などリスクが高い。だから前日の天気予報で降水確率が30%を超えたら、潔く計画を中止。とはいえ、あくまでも予報は予報なので、降水確率が20%であっても防水機能のあるウエアを着用しておくに越したことはない。一点集中ショートツーリングだからこそ、小さなリスクも回避して安全に帰宅することが大前提。天気予報も複数のサイトでチェックして万全を期そう。

前日までに計画

「ガソリンの心配という雑念」を消す!事前に満タンに
給油は意外と時間がかかるもので、目当てのガソリンスタンドが混雑しているor開いていないことも珍しくはない。一点集中ショートツーリングでは、給油の時間も短縮したい。もっと言えば、ガス欠の不安を抱えながら走り続けたり、未知のルートでガソリンスタンドを探しながら走るのは精神衛生上よろしくない。なので給油は前日までに済ませておき、しっかりと満タンにしてけばその不安は払拭される。そのついでに走行前点検も済ませておけば言うことなし。愛車の状態を万全にしておこう。

前日までに計画

「迷うという心配ごと」を消去!ナビがいらない場所へ!
厳密に言えば、未経験のツーリングルートは、走り慣れたルートよりもリスクが高い。また、初めて走るルートでナビに頼りっきりだと、電波状態が悪い地域に入ったときにあっさりと道を間違えてしまう。なのでルートを計画する際は、なるべくナビがなくても走れる、知っているルートを選択するのがいい。また、対向1.5車線以下の道路はリスクが高まるし、スマホの電波状態が悪いエリアも多い。そのようなエリアを避けてルートを計画して、安全なショートツーリングを楽しもう。

当日に判断

臨機応変!「時短のカード」を持っておく
ショートツーリングするためにも、自宅から2時間程度で帰還できるルートをあらかじめいくつか選定しておくのがオススメ。居住エリアによっても違ってくるが、『爽快なワインディングルート』、『信号が少ない快走ルート』、『朝焼けルート』、『夜景ルート』、『海沿いルート』など、その日の気分に合わせて趣向や距離が異なるルートを作っておくのがベストだ。手持ちのルートがなくても、ショートツーリングを重ねていくうちにストックが増えていくはずだ。

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