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【日常に潜む〝チャンス〟を探せ!】編集部の+1 華金アフター5朝ツーリング

プラス1チャレンジとは?

バイクの時間を「作るの」ではなく、「見つける」。日常のタイムスケジュールを見直し、バイクの時間を捻出するという、今を頑張る社会人ライダー必修科目……!

[ Challenger ]

編集長 モリ
本誌編集長。家族ができて、バイクのチャンスは仕事以外での遠出は気軽にやらなくなった。ということで短いチャンスをものにするべく、考えて、見えた……! ま、これも仕事なんですけども

まずはいつも通り予定の調整から

「来週末さ、飲んできていい?」まずはいつも通り、事前に予定を入れることから始める。「いいよー」とこちらもいつも通り、奥さんが了承してくれた。そこでもう一声「小田原で飲んできていい?」「……え? どういうこと?」

ワタクシ、編集モリは、出張先はもちろん、普段からお酒を飲むことを楽しみにしている。週4くらいの家飲みを基本としつつ、1カ月に1・2回は外に飲みに行くことを活力に日々を生きている……と言っては過言だが、そのくらい飲みに行くことが好き、という人間である。

そんな僕には、この夏3歳になる子供がいて、今はお酒ではなく(笑)、その子を活力に生きている。人生の諸先輩方は経験済みだとは思うが、子供が小さいと休日は家族と過ごすことが基本になり、休みの日にバイクを稼働させることが激減してしまっているのが僕のプライベートの実態だ。

僕の中の第一優先事項は家族なのでまったく不満はないのだが、やっぱりバイクに乗りたい。ついでに飲みたい。ということで見つけたのが「華金アフター5朝ツーリング」である!! ……下の「ある週の華金、盛家のスケジュール」を見てほしい。

週末に飲んで帰る場合、23時のくらいの寝静まった家に帰り、家族が寝ている寝室にもぐりこむ。つまり、自分は当日に帰ってはいるものの、子供からしてみれば僕に会うのは朝の8時ということになる。つまり、ここを使えば家族の生活リズムを一切崩すことなく、バイクにあてられるのではないか……?

金曜日、僕は飲みに行くと23時くらいに家に帰る。が、家族はすでに寝ている。なので、夜静かに帰ってきて、寝室に静かに潜り込む、みたいなことをしている(皆さんもそんな感じですよね?)。そして朝一緒に起きて、土曜日の朝から公園に行ったり、買い物に行ったり、といったスケジュール。ということはつまり!「飲みたい」「走りたい」を両立するために、ワインディングのふもとで宿泊して、みんなが起きる前に走って帰ってくればいいのでは!? というワケ。

コレのいいところは「家族のスケジュールを乱すことがない」ということ。飲んで泊まって走って帰ってくる、これはすべて家族が寝ている間の犯行なので、そもそも事件が表面化することもない……。まさに完全犯罪、美しいスケジュールである。

ということで奥様への〝事前許可申請〞を経て挑戦当日。早めに仕事を切り上げた金曜日、小田原へ走り出す。走るワインディングは「ターンパイク箱根」、飲む場所は「小田原駅」である。東京から小田原までは1時間ちょっと、小田原からターンパイクの入口までは15分ほど、と今回の挑戦に相応し過ぎる立地。

結論、華金にワインディングに繰り出すのは結構いい。物理的に日常から飛び出していく感じと、今夜の飲みへの期待、翌日にバイクに乗れる! という高揚感が一緒になって襲ってくる。楽しいまんまあっという間に小田原へ到着。

その日やっていた日本代表のバスケの試合を見ながら飲み、いい気分のまま宿へ戻る。よく知らない場所なのに、終電を気にしないで飲める、最寄り駅の居酒屋と同じ全能感である。

そして翌朝5時。ここからは早い。準備をして出発して5時半のターンパイクの営業開始を入口で待って走り出す。前方には確実に誰もいないワインディングを気持ち良く走り抜け、頂上で富士山と芦ノ湖をぼーっと眺める。頂上にライダーがぽつりぽつりと集まり始めたところで、僕は山を下る。渋滞していない箱根新道を快走し、家族が寝ている家へと走り出す。

7時半、帰宅。静まり返っている家。朝ご飯を準備していると、寝ぼけまなこでリビングに入ってくる家族。「完璧な土曜日」は始まったばかりだ。

Plus One Challenge!

17:00 会社出発

なんか、しれっとカザマさんも帰ろうとしてるけど、僕は小田原に行かないといけないので、手を振って別れる。夏なので、まだ日が沈む気配はないが、我慢できないほどではない

20:00 小田原、一人飲み

小田原の駅前を徘徊し、気になった居酒屋に入り、カウンターでとりあえず瓶ビールと枝豆を注文。そのあとホテルに帰ってバスケを肴にひとり二次会

翌05:30 ターンパイク入口

5時前に起きて出発の準備。駅前のパーキングから出発して、約10分でターンパイクに到着。作業車両以外で、バイクは見られない。ほぼ貸し切り状態……!

クルマに道を譲ったり、パーキングで写真を撮るために先客がどくのを待ったり。そんなわずらわしさがない早朝のターンパイクは最高! この日は快晴、気温も高くなく、コンディションも完璧! あとは安全運転で帰るだけ

07:00 横浜青葉IC付近

土曜朝の東名高速道路の横浜青葉IC付近。反対車線では早くも渋滞の気配。でも僕は走り終わって帰るところ

07:30 帰宅

そーっとカギを開けて家に入る。まだ静かな家の中。ツーリングの道具を片付け、洗濯ものを畳み、朝ごはんの準備をする。完璧な朝を演出

10:00 公園へ

そのあとは普通にご飯を食べて、準備をして、お出かけ。この日は近くの広い公園に行って、ミニSLに乗った。一日がちょー長い。最高

このツーリング
☑オススメする   ⊡オススメしない

『定番化決定!? これはもう、小田原に行きつけを作らなければ』

モリ

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