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【YAMAHA YZF-R25】旅するスーパースポーツR25とならどこまでも

MotoGPやスーパーバイクレースで数々の栄光を手にしてきたヤマハのレーシングスピリット
そのデザインと走りのDNAに加え、抜群の快適性も持ち合わせるライダーフレンドリーなR25
完成度の高いスーパースポーツは、ツーリングバイクとしてのポテンシャルもハイレベルだ

取材協力:ヤマハ発動機 TEL0120-090-819
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/

レーシーなスタイルながらコンフォートなパートナー

R25は美しい。そのフォルムは、究極のスポーツバイクであるモトGPマシンに起源をもつ。

ヤマハは古くからYDS、DX、RD、RZ、TZRと、レースをマーケティングにした250㏄のスポーツバイクに情熱を注いできた。レーシングエンジンの主流が2ストロークから4ストロークに替わり、市販スポーツバイクもFZRシリーズが主流となり、現在のYZFブランドにつながっている。軽量、コンパクト、ハイパワーな機能美あふれるヤマハのバイク造りは脈々と受け継がれてきた。

その中で大きな節目となったのは2015年のR1だ。それまではレーサーと市販スポーツは別物とされていたが、電子制御などの進化でヤマハのバイクの中で一番乗りやすいのは「ロッシのワークスレーサー」だという意見が開発陣の中で一致し、その技術を惜しみなく注ぎ込んだのだ。排気量こそ異なるがR25レーシングフォルムをR1から受け継いでいる。

レーシングイメージを大胆に取り入れているが、コンフォートなライディングポジションと、トルクフルなエンジン特性で、ネイキッドバイクに劣らない乗りやすさを誇る。最高出力は35㎰で、この数値は伝説のレーサーレプリカRZ250と同じだ。250㏄2気筒だが非力ではないのだ。

この快適性能の高さから、SSとしてもさることながら、生活にも入り込みストリートで活躍し、ツーリングユースでも使い勝手の良さが認められた。タンデムシートが平らなので荷物の積載も可能で、オプションパーツとしてリアキャリアも用意されている。

ワインディングロードは楽しいが、湘南などのシーサイドツーリングも楽しいし、取り回しが楽なので知らない小道を散策するのも苦にならない。14年にデビューし、19年にモデルチェンジをしたR25は常に多くのユーザーに支持されてきた。その理由はカッコ良さと乗りやすさにある。

湘南エリアでツーリングロケを敢行。都内から第三京浜、横浜横須賀道路、逗葉新道をつないで葉山の海へ。好天なら富士山が見えるビュースポットだ。国道134号で爽快なシーサイドを楽しみながら鎌倉に向かい、名所を散策して回る。小回りが利くR25の得意技だ

① MotoGPマシンYZR-M1を模したM字型ダクトを踏襲
②ハンドルクラウンはYZR-M1を彷彿とさせる肉抜き加工を施したアルミ鋳造製。フル液晶メーターが豊富な情報を見やすく表示
③タンクカバー形状はストレートでの伏せやすさと制動~旋回時のホールド性を向上させた
④ロングリアアーム&リアモノクロスサスペンションがスポーティな走りと快適性をもたらす。ショートマフラーが歯切れのいい音を奏でる
⑤シート高780㎜。無理のないライディングポジションがツーリング時の疲労感を軽減
⑥37㎜径インナーチューブの倒立式フロントサスペンションを装備

YZF-R25 ABS
価格:69 万800円
エンジン:水冷4st.並列2 気筒249cc 
最高出力:35ps/12000rpm
最大トルク:2.3kgf・m)/10000rpm 
シート高:780mm
車両重量:169kg 
燃料タンク容量:14L
タイヤサイズ:F=110/70R17 / R=140/70R17
カラー:ブルー、ブラック、パープル

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