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【憧れの海外ツーリング】南米バイク放浪記②「海外をバイクで走るために必要なもの」

この度、南米をバイクで旅をするという川田さん
初心者ライダーでバイクの運転はほぼ海外のみ
そんな人の南米バイク旅はどうなるのか?
「バイクで海外旅」ならではの疑問を解消しつつ、走ります!

BikeJIN2024年5月号 Vol.255掲載

皆さんこんにちは、川田です。これを書いている今、南米のパラグアイでバイクを購入しようとしているところです。

第二回目となる、南米バイク旅のコラムですが、今回は海外をバイクで旅する上で、なにを準備したらいいか? という事について、お話しできたらと思います。

もし、私のコラムを読んで頂いてる方の中で『海外をバイクで走ってみたい』という方がいらっしゃれば、少しでも参考にして頂ければ嬉しいです。結論、「免許証」と「アプリ」があれば、最低限の準備はOKです。

まずパスポートが必要なのは当然として、次に必要になるのが“国際免許証”になります。

昔は地図を片手に現地で情報を集めて、旅するのが一般的であった。しかし今は飛行機や宿の予約等、あらゆる事がスマートフォンで驚く程快適にに旅ができる

取得自体は難しくなく、各地域の免許センターや指定の場所で申請するだけです。料金は2350円(2024年1月現在)です。国際免許証は、取得日から1年間有効です。一応、ジュネーブという条約に加盟している国のみで利用可能という事ですが、加盟国でなくても利用出来るという事もあるらしいので、不安な場合はあらかじめ大使館などに確認をとるのが得策でしょう。

後、忘れていけないのが日本の免許証。バイクや車をレンタルする時など、国際免許証と一緒に日本の運転免許証の提示を求められる事があります。アメリカで、うっかり日本の免許証を忘れてしまい、車をレンタルできなかった。という話も聞いた事があるので、注意が必要です。ちなみに私は、渡航先でバイクを購入して旅が終わったら現地で売って戻ってくる“バイバック”という方法で、バイク旅をしています。

コスト的に安いのは現地で購入する前述の方法ですが、言葉の壁や各国のルールに従ってバイク購入、国際ナンバーの取得等の手間を考えると、自身のバイクを持っていく方法の方が総合的に簡単かもしれません。

それと、これほどスマートフォンが普及している時代なので、前もって便利なアプリを用意しておくと、旅の難易度を下げる事もできます。 例えばmaps me(マップスミー)いう、地図アプリ(有料)があります。

これは、あらかじめ自分の行きたいエリアをダウンロードしておくと、通信環境の無い場所でも経路検索や、ナビを使える優れ物です。これを利用している外国人ライダーなども多かった印象です。ただ、たまに精度に欠ける事や、明らかに走行不可能な川を走らせようとしてくる事もあるので、臨機応変にルートを変えたり、グーグルマップなどと併用するといいでしょう。

ちなみに海外ではwhats app という、LINEの海外版の様なアプリがあり、外国人ライダーとの連絡先交換に、ダウンロードしておくといいですね。海外では、日本人のライダーは多くないので、情報交換などは必然的に外国人とする事が増えてきますので。

後は、両替や宿予約や、航空予約アプリ等があると便利です。行く地域よって必要なアプリが変わってきたりもしますのでそれは事前に調べておきたいアプリです。

以上が日本で行う準備になります。現在私は、パラグアイという国の首都アスンシオンという町で、バイク購入の手続きを進めております。

次回は、実際にバイク購入にあたっての、エピソードなどをお話しできたらと思います。

川田貴史
昭和63年生まれ。10代、20代前半はテニスコーチをしながら、アマチュアのテニス選手として活動。その後、海外放浪旅に魅了され、31歳より旅中心の放浪生活中

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