きんさい広島のんびりツーリング「びっくり!知る人ぞ知る意外な広島土産」
「広島の奥座敷」と呼ばれる湯来町
渓谷沿いの風情ある温泉街で、びっくり土産に遭遇!
とかげのような形をしたこんにゃくの正体とは……?
「きんさい! 広島のんびりツーリング」は今回が最終回となります
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きもかわいい! 温泉地で出会った広島びっくり土産
島市北西部に位置する湯来町は、広島市の中心部からバイクで約45分。緑、山、川、雄大な自然にかこまれた、温泉のまちです。湯来温泉郷には温泉宿が複数あり、国民宿舎 湯来ロッジでは、源泉掛け流しの温泉を日帰り入浴で楽しめます(私が訪れたときは臨時休業中で入れず)。ツーリングの休憩中に見つけたのが、とかげのような形をしたこんにゃく! 店先では水の入ったケースに、数匹が泳ぐようにディスプレイされていて、非常にシュール(笑) いったいこれは?
「オオサンショウウオこんにゃく」というそうです。特別天然記念物に指定されるオオサンショウウオを、こんにゃくで再現し、商品化したのだとか。買って調理してみると、よりぷっくりと張りが生まれ、かわいらしくなりました。爬虫類がすごく苦手な人は、ちょっと食べられないかな? 爬虫類が好きすぎる人も、食べられないかも? 私は、頭から豪快に、がぶり! ぷりっぷりで美味しい。オオサンショウウオの見た目に似せたのであろう、プチプチした粒は、魚卵を練り込んだもの。しょうゆ出汁で味付けされているそうで、何匹でもいけちゃいそうです。
冷蔵保存の味付こんにゃくのほか、常温保存が可能で牡蠣とのアヒージョが楽しめる「かきとの遭遇」という商品もありました。ライダーさんとしては常温保存の方が持ち帰りやすいですね。こんにゃくが大好きな私は興奮して、冷蔵保存の商品もたくさん購入し、実家と自宅にお店から送ってもらいました。母は「食べるのがちょっとかわいそう」とか言ってましたが、後日「美味しかったわ〜!」とのことでした。
見た目のインパクトから、SNSでも話題になっていたらしい、オオサンショウウオこんにゃく。どうして誕生したのでしょう。湯来町はオオサンショウウオが棲息するほど、自然が豊かな場所なのです。美しい川があり、水に恵まれていることから、昔からこんにゃくが名産でした。湯来町名物のコラボを実現したのは、なんと、地元の高校生。湯来南高校の生徒たちが、地域の活性化に取り組むプロジェクトの一環で手がけました。地元企業と連携して、色や食感、パッケージについて考え、商品化に至ったのだとか。地域一体となって誕生した、オオサンショウウオこんにゃく。開発秘話を知ると、より愛おしく見えてきませんか?
土産店と食堂がある「ゆき乃庵」では、オオサンショウウオの形をしていないこんにゃく料理、おでんや串焼きなども充実していて、ぷりっぷりのこんにゃくが堪能できます。今度は温泉宿に一泊して、のんびり街歩きも楽しんでみたいと思います。
約1年、担当させていただいた「きんさい! 広島のんびりツーリング」は今回が最終回。岡山激推しコラム「晴れの国ツーリング」に続いての広島激推しコラムでした。穏やかな瀬戸内海や豪快な中国山地、個性ゆたかなスポット、グルメがいっぱいの中国地方に、ぜひ走りに来てくださいね!
ご覧くださりありがとうございました。