【ツーリングガイド】野母崎～平戸 オススメグルメ

海に恵まれた長崎では旨い魚がたくさん獲れる
長崎牛も人気上昇中。新鮮野菜が料理に彩を添える

地元の新鮮食材を生かして料理人が自慢の料理を提供

長崎グルメはちゃんぽんと佐世保バーガーだけじゃない。同等以上に海の幸、山の幸が旨い。

西海市は飲食店が、地元の食材を生かして工夫を凝らした丼メニューを「西海丼」と称して押し出している。22年も10〜11月のフェアでは31種類が出そろった。

西海丼が人気レギュラーメニューとなっている店舗も多いので、期間外でもご心配なく。

甚九郎の野菜や米まで地元産にこだわった西海丼の人気メニューはサーロインを使用した「長崎和牛ステーキ丼」と、旬の食材を生かして秘伝のたれで仕上げる天丼「大村湾のG丼」だ。毎日石臼で粉をひく絶品そばとセットで提供。鮨政の一番人気、海鮮丼と天丼の「西海コラボ丼」はあら汁付き。なんと、お米まで自家製というこだわりぶりだ。

また、鮨政では新メニューとして、シマアジづくしの御膳をラインナップした。アジの最高峰といわれるシマアジを刺身、フライ、ステーキ、煮物など、鮨職人の岩永さんが腕を振って旨さを引き出す逸品だ。これは長崎県のご当地グルメ振興の一環でもある。

平戸に渡るとヒラメが有名だが、冬はアラが旬を迎える。九州では高級魚クエをアラと呼んでいる。旅館田の浦温泉では、11 月から1月はアラを存分に楽しむプランが人気で、京都仕込みの忠洋さんの料理は絶品。リピーターも多い。

鮨・割烹料理店　鮨政

大村湾の地魚と西海の新鮮野菜で旬の料理を提供する、75年創業の寿司店。地元西海市の食材を使った食のイベント「さいかい丼フェア」にも参加。新たな地元グルメ「西海シマアジ旨造り膳」が好評。広い駐車場も魅力

手打ちそば甚九郎

そば粉は山形の「でわかおり」を使用し、そのほかの野菜や肉といった素材は地元産にこだわって味を追求。そば以外の丼も人気が高い。大串ICが近くなので、ツーリングの待ち合わせ場所として昼食をとるのにも便利だ

旅館 田の浦温泉

「玄界灘の天然アラ尽くし」プラン　1泊2食付き1万9800円～

高級魚クエを平戸ではアラと呼ぶ。11月の大相撲九州場所の力士にも差し入れされる美味さで栄養満点の魚だ。伝統の調理法で提供される料理は絶品。アラが終わると春からはヒラメの季節。季節ごとに訪れたい特別な宿だ。左はアラのひれ酒

若旦那で板前の山口忠洋さんが腕を振るった料理の数々を、女将のみさほさんが美味しい食べ方を教えてくれる。アラ鍋の〆は雑炊で

県道からわき道を下ると見えてくる宿。目の前には入江が広がる絶好のロケーション。バイク数台は屋根付きスペースがあるので安心だ

オーシャンリゾートNomon長崎

手つかずの自然の中に建つリゾートホテルで、全部屋から軍艦島を望むことができる。シェフが腕によりをかけたディナーは絶品。マンモスの時代のものと言われる希少な“高濃度炭酸泉”の大浴場でツーリングの疲れを癒そう