眺めてムフフと楽しい カタチに残る旅の思い出
ポケモンや鉄道のスタンプラリーが人気を集めるように、人間には〝収集欲〞という本能がある……のかもしれない。ツーリングでも、そんな楽しみ方をしている人は結構多い。ここに挙げたのは一例だが、現地でないともらえないカードやスタンプをコレクションするのはとても楽しく、それ自体が旅の目的になる。そして、思い出としてカタチに残るのがいい。
まずツーリングライダーにファンが多いのが「ダムカード」だ。ダム人気に後押しされ、07年から国土交通省がダムの写真や貯水池の容量などを載せたカードを現地で無料で配布しているのだ。カード系では16年4月から登場した「マンホールカード」も狙いめだ。王道なのは、「道の駅スタンプラリー」だが、コンプリートはかなりタイヘン。「最北端」などの到達証明書は不動の人気だ。
ご当地名物に合わせたキューピーなどの人気キャラクターも集めがいがある。女性や子供へのお土産にオススメなので、ポイントを稼げたい時はぜひ!さらに近頃は「御朱印ガール」という言葉が生まれるほど御朱印が人気だ。おっと本誌のラリー帳も忘れてはいけないコレクションの一つです!
ダムカード
巨大なスケールで、旅の目的地として人気のダム。山中のダム管理所などで配布されるのがダムカードだ。20年11月現在で751種類。項目は全国で統一されているが、県営ダムらが独自発行した「非公式カード」もアリ
マンホールカード
実は、日本のマンホールのフタは、全国各地でデザインが異なるご当地モノ。名所やキャラクターなどを描いたカードが、下水道関連施設などでもらえる。現在まで717種(557自治体)があり、累計発行610万枚!
全国にある各「道の駅」に設置してあるスタンプを専用帳に収集。その数は1180駅で、全国9ブロックのスタンプラリーをすべて制覇した人に、完走証明書(認定証)が送られる。なお19年の制覇者は全国でわずか46名!
有名なキャラクターが、ご当地の名物に扮したグッズが販売中。中でも有名なのがキューピー着せ替え人形で、道の駅や高速道路のサービスエリア、土産物店などで購入できる
役所や観光協会などでもらえる証明書で、東西南北のほか、日本で一番海から遠い地点や日本国道最高地点、日本のへそなども。移動距離はあるが、数は少なめ
神社仏閣で参拝した証として押印する御朱印。日付や寺社名などが墨書きされ、芸術品のように美しい。押印してもらうための御朱印帳が必要で、印も有料だ