大自然最高!ダートラン最高!林道最高!
今、アンテナの高いライダーは、皆荒野を目指している。登山趣味に乗り換えたワケではない。そう、第何次だかは分からないが、オフロードブームが勃興中なのだ。そして、林道ツーリングがアツい。
大自然最高!ダートラン最高!林道最高!
今、アンテナの高いライダーは、皆荒野を目指している。登山趣味に乗り換えたワケではない。そう、第何次だかは分からないが、オフロードブームが勃興中なのだ。そして、林道ツーリングがアツい。
今、アンテナの高いライダーは、皆荒野を目指している。登山趣味に乗り換えたワケではない。そう、第何次だかは分からないが、オフロードブームが勃興中なのだ。そして、林道ツーリングがアツい。
では、なぜオフロードブームなのかという理由だが……、それがよく分からない。アウトドアブームに引きずられているとか、もっともらしい理屈をつけることはできるけど、単純に「土の上を走るのは楽しい」ことに尽きるのではないだろうか? オフロードは舗装路に比べ、路面のグリップが低い。けれど、タイヤが滑るの怖いっ! と、無闇に脅えなくてもいい。確かにオフロードではタイヤは滑る。注意は必要だが、そうそう転ぶものでもなかったりする。むしろ、タイヤが滑る感覚が楽しく感じられるのがオフロード。オンロードでは味わえない、クセになる面白さなのだ。 怖く感じるなら、ノンビリ走ればいい。ペースが遅ければ周りの景色も目に入りやすい。林道は山の中を通っているのが普通。ゆっくりと走れば、その分長く自然に囲まれたシチュエーションを楽しめるというものだ。
それに転んだっていいのだ。オフロードバイクはタフだから、多少の転倒では走行不能になったりしない。傷ぐらいはつくけれど、その傷は勲章みたいなものと考えよう。大怪我をするような事故は、乗り手が無茶な走りをした時。その点は、オンロードもオフロードも変わりはない。
オフロード走行は身体の運動量が多い。休憩時には、高速道路を延々と走ったあとの疲労感とはワケが違う、心地好い爽快感が味わえる。どんな高価なワインより、一杯の水が美味く感じる瞬間があることを知るだろう。そんなに楽しいのならば、早速林道へゴーと、行きたいところだが、ハードルがなくもない。愛車がオフロード向きか否かは大きな問題。大型ツアラーやクルーザーで林道に乗り込むマニアも存在するけれど、「初心者こそ道具に頼るべき」との金言に従い、オフロードバイクを用意するのが無難。オフロードバイクのラインナップは、中小排気量車がメイン。車両価格が比較的安めなので、思い切って手に入れてしまうといい。万が一を考えると、ライディングギアもオフロード用をあわせてそろえたい。まとまれば、そこそこの出費にはなってしまうけれど、きっと後悔することはない。
林道にはレストランもカフェもない。ならば自前で用意しよう。コーヒーもカップラーメンも、自然の中ならいつもより何倍もおいしく感じるものだ。訪れた場所の湧き水を汲んで使えば、さらに味わいが増すこと間違いなし。名水の地を巡る、なんてテーマを作っても面白い
2020年末、山梨県の道志村に残っていた林道のうち、2本が閉鎖となってしまった。道志村の林道は、首都圏西部のライダーにとって貴重なフィールドだ。距離こそ短いもののフラットな路面が多く初心者でも走りやすい林道として知られており、近年、販売好調なアドベンチャーバイクでも無理なく走れるような林道だ。閉鎖に至った理由は、一部の心ないライダーやドライバーが路外の山林に車両で分け入ったり、勝手にキャンプや焚き火をしたりという違法行為によるものだ。
善良で自然を愛するライダーの心がけで、こうした汚名を挽回していきたいものだ。
オフロードは、それほどまでに世界が違う。オンロードしか知らないのならなおさらだ。興味があるなら迷うことはない。非日常感こそバイクの魅力、オフロードのそれは濃厚極まりない。新しいバイクの世界を体験できるハズ!