「人と違った旅がしたい!」そんな変わり者のアナタに贈る企画が当コーナー。
どこ、それ? 島なんて遠すぎるよ〜なんて思っている方は不正解。そもそも、どちらも鹿児島県内だし、鹿児島港からあっという間の距離にあるのだ。
この2島を走り周って、オトコの勲章をゲットするべし!
太古の自然がそのまま残り、生き続けている屋久島。自然豊かな屋久島は徒歩で観光した方がいいのでは?
と思ったら大間違い!アドベンチャー気分の味わえるワインディングから、シーサイドラインと自然の中をバイクで味わい尽くせる島だった!
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その1
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その2
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その3
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その4
”島めぐり”で九州を再発見!! 種子・屋久島ツーリング その5
屋久島の自然を楽しみながら西側の島を巡る
温泉で身体の疲れを癒し、再出発!
島の西側に向かうにつれ、だんだんと道が狭くなってきた。
途中で、中間(なかま)ガジュマルに立ち寄ってみる。屋久島のあちこちで生息している中でも、このガジュマルは特に大きく、そのまま中に住めそうな気がするほど。
さらに進み、大川の滝から屋久島灯台を少し過ぎたところまでは、絶滅危惧種のヤクタネゴヨウの最大の自生地。海岸線から世界自然遺産に指定されている地域だ。島西部の道は、季節によっては落ち葉などが多く、ヤクシマザルが道に出てくることがあるので注意が必要。しかし、世界遺産の照葉樹林帯を進むワクワク感と、断崖と山肌に囲まれたワインディングは走りごたえ十分。人間が住んでいない地域なので、まさに野生の王国。
屋久島灯台を過ぎるころには、日が沈む直前。今回は立ち寄れなかったが、永田いなか浜には、5月~8月には貴重なウミガメが産卵に来る姿を観察できるそう。そんな砂浜の近くに、地元の人がオススメする穴場スポット「夕日の丘展望所」がある。名前の通りキレイな夕日を眺められた。
島を1周するだけならバイクであれば2時間半もあれば周れてしまう。屋久島の自然を楽しみながら島を巡る。神秘とパワーにあふれている屋久島。一度と言わず、何度でも挑戦したい旅だった。
中間ガジュマル
屋久島の南西部にある中間(なかま)地区にある天然記念物。ガジュマルの間を道が通り、たった1本の樹からアーチのように幹が広がっている。中間橋のたもとにあるので見つけやすい
DATA
鹿児島県熊毛郡屋久島町中間
夕日の丘展望所 一里川
地元の人に愛される、夕日がきれいに見える穴場スポット。近くには永田いなか浜があり、ウミガメの産卵地。遠くには口伊良部島も見ることができる。駐車場もあるので、記念撮影をぜひ!
DATA
鹿児島県熊毛郡屋久島町吉田891-4202
大川の滝
屋久島最大規模の岩石間を流れ落ちる落差88mの滝。滝壺まで歩けて、豪快な水しぶきをあげる様を見られる。近くには大川湧水もある。滝の入り口までバイクで移動でき、駐車可能だ
DATA
鹿児島県熊毛郡屋久島町栗生
屋久島灯台
島の最西端にある永田岬にそびえる灯台が「屋久島灯台」。
屋久島海峡には本土から沖縄などへ向かう大型定期船や貨物船の目標になっている。100年以上の歴史を持ち、教会のようなデザインが印象的だ
DATA
鹿児島県熊毛郡屋久島町吉田 891-4201
ACCESS ~島の西側をさらに進み、西部の道を回る~
フェリーで上陸する際は、宮之浦港か安房港になる。そこから、県道77号と県道78号をつなぎ、島を1周する。島の西側は林道扱いで世界自然遺産に指定されている地域。道幅は狭くなっている所が多い。また、ヤクシマザルなどの野生動物に特に注意が必要。
問:屋久島観光協会
TEL 0997-49-4010
http://yakukan.jp/
Reporter:BikeJIN編集 タカハシ
九州には何度かツーリングで訪れたことがあったが、今回が初の島巡り。林道ツーリングとはまた違った、屋久島の自然に大興奮!
今回ご紹介した種子島・屋久島ツーリングは2017年2月発売の「ツーリングガイド九州・沖縄」p.113から125に掲載しています。九州・沖縄ツーリングの全容はこちらでお楽しみください。
ツーリングガイド九州・沖縄 ¥1,296(税込)
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