どうも!バイク乗ろうぜの慎也(@ShinyaGuitar)です。
インディアンからScoutの100周年記念モデルが登場しました。全世界で750台限定のプレミアムなモデル。こちらを試乗してきたのでバイク乗ろうぜの慎也の視点からレビューしてきます!
Scout 100th Anniversary Edition
インディアンが設立したのは1901年のこと。かなり古い歴史があるメーカーで、Scoutを発売したのが1920年です。このモデルがヒットしアメリカでのバイクの人気を作り上げました。
ちなみにこの時はまだインディアンという社名が使われておらず、インディアンモーターサイクルカンパニーと名乗ったのが1923年だそうです。
Scoutが発表されてから100年経つ2020年に記念すべき100周年モデルがこのScout 100th Anniversary Editionです。クラシカルな雰囲気を醸し出し、なおかつ現代の技術を取り入れた新時代にふさわしいクルーザーです。
Scout 100th Anniversary Edition
1133cc 水冷Vツインエンジン
最大出力 95ps
最大トルク 9.8kg-m/5600rpm
シート高 695mm
車重 267kg
燃料タンク容量 12.5L
192万円
外観のレビューからしていきます。
外観
ジロジロとバイクを眺めたり、乗ってみたりしてScoutには大きく分けて4つのポイントがあると感じました。それらを解説していきます。
ハンドルバー
まずこのハンドルバー。幅広でどっしりと構えて乗るスタイルになります。かといってこれ見よがしに腕が広がる感じではないので、気持ちのいいどっしり感です。小柄な方にはもしかしたら少し大きく感じるのかなと。
タンクなどの塗装
ゴールドのピンストライプが入ったクラシカルな赤のカラーリングです。決して派手な赤ではなく、落ち着いた赤色にゴールドのピンストライプとロゴが映えます。
全体的にクラシカルな雰囲気はこの色の影響もあるだろうなーと。個人的には落ち着いた赤は大好きです。
前後のフェンダーもこのようにおしゃれなピンストライプが入っています。
リアフェンダーはキャリア付き。
色じゃないんですけど、このタンクの造形もまた美しく、クラシカルな雰囲気を出すのに一役買っているなと感じました。
シート
このシートもまた特徴的。これまたクラシカルですよね。
一見するとすごく固そうだなって思うし、シートの下にショックを吸収するサスなどの機構は見当たらないので、きっと長時間座っているとお尻が痛くなるんだろうなーって思っていました。意外や意外、思ったほどの硬さはなく、段差などの突き上げも感じません。これはホント予想外でした。
クルーザーなのに長距離は向かないのかなと思ってたら、案外座っていても楽なバイクでした。
メッキなどの装飾
このバイク、サイドのエンジン周りの装飾がめっちゃ凝ってるんですよ。ギラギラしてるのに嫌味がありません。
右側もこのような感じです。
1920年と100周年のデザインが入っています。Scout 100th Anniversary Editionの最も象徴的な装飾かもしれません。
カバーの装飾がめちゃくちゃ凝っています。
乗っている姿がかっこいい
えっと、これすごく意外だったというか、色々と撮影して気づいたんですけど、人が乗っている姿がめちゃくちゃ生えるバイクなんですよ。
バイク単体で見てももちろんかっこいいし美しいんですけど、人が乗って走っている姿がめちゃくちゃ様になる。
限定モデルだからの一言では言い表せないかっこよさです。
街を颯爽と駆け抜ける姿が様になる…というのが最もふさわしいのかなと。
人が乗ってバイクの造形が完成するので、限定という響きももちろんですが、このバイクに乗っている自分がとてもカッコよくなるし、映えるバイクだなと。乗っている姿まで含めたプレミアム感があります。
乗って感じた2つの特徴
ここでは乗って感じた2つの特徴をお話ししていきます。
取り回しがしやすい
車重はガソリンを入れた状態で267kgとそこそこな重量です。しかし、ハンドルを持ってバイクを立てる瞬間に「あれ?」って。数字の割に重たさを感じません。車体は長めだしもっと重たいだろうと思って覚悟をしていたのですが拍子抜け。
なんでだろうと思ったのですが、重心が低く、ぎゅっとまとまっているので塊感を感じるんですよ。だからとても扱いやすい。初めて乗ったバイクにも関わらず、乗りにくさはなく、スッと馴染むことができます。
取り回しも思った以上に軽い。これってきっとバイクの免許を取って間もない人にとっても扱いやすさが武器になるんじゃないかなと思います。
シート高は695mmとかなり低めなので、乗っていてもこける心配がない。後で話すのですが、エンジンも下のトルクがあるのでエンストする気にもなりませんよ。
エンジンが面白い
Scoutのエンジンは水冷Vツインエンジンです。Vツインエンジンといえばドコドコした鼓動感が持ち味。
だけど最初に乗った時は「綺麗にまとまったエンジンだな」って。トルクフルだし、スーっと発進するけど、鼓動感は感じない。今の技術を持って作ったらこんな綺麗にまとまるんだねって思うほど大人しかったんです。
だけどそれは俺が甘く見てたんだなって気付かされました。
回転数を4000近くまで上げるとエンジンが豹変します。強烈な鼓動感と力強さを見せてくれます。正直かなり驚きました。トルクがあるからついついポンポンとシフトアップしてたんですけど、少し引っ張るとかなりの面白さ。全く違う一面が顔をのぞかせました。
街中は回転を抑えめでスマートに走らせて、ワインディングになれば一段ギヤを下げてスポーツライクな走りを楽しむ。そんな二面性を楽しむことができるバイクだなって思います。
まとめ
プレミアムな外観に、取り回しや足つきの良さ、二面性のある面白いエンジンを積んだScout 100th Anniversary Editionです。
走り姿まで含めてかっこいいなと思わせてくれるバイク。限定モデルにふさわしいなと感じました。
Scoutに乗ってのんびり街中を走りたいなって思います。落ち着いた赤が夜景なんかも似合うんじゃないかな。
こちらで動画でもレビューしていますので、ぜひご覧になってください。それでは!