こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、2017年の末から2018年の2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!
ユーラシア大陸横断 ノルウェー編③ 美しくも厳しい北欧
美しくも厳しい北欧
ノルウェーをはじめ、フィンランド、スウェーデン、デンマークの北欧は自然にあふれてバイクでツーリングするには最高の場所だった。でも物価は日本の倍以上の費用がかかるものもあり、旅をするには大変な部分も。今回は僕が感じた北欧ツーリングの良かった点、悪かった点を紹介する。
絶景
なんと言っても絶景。この一言に尽きる。フィンランドでは至る所に湖があり、ノルウェーでは海が入り組んだフィヨルド地形がある。森林や山、水辺を見ながらひたすらツーリングを楽しめめ、さらにトナカイなどの動物も見ることができる。
フィンランドはサンタやムーミンなどの発祥の地でもあり観光も楽しめる。
キャンプ天国
涼しい気候のせいか、夏場はヨーロッパ各地からバイクやキャンピングカーが訪れている。日本でいう北海道のような位置付けなのかもしれない。
公式のキャンプ場ではなくても人に迷惑がかからないところであればキャンプも黙認されており、泊まる場所には困らなかった。
治安もよく、近くに他のキャンパーがいることで安心してキャンプをすることができた。道端の駐車場でキャンプをしているのにキャンピングカーの旅行者と飲み会が始まるなんてことも。
物価が高い
北欧には約2週間滞在。ほとんど野宿か人の家に泊めさせてもらい、食事は自炊し、そこまでお金はかからなかった。
それでも唯一宿泊したキャンプ場は2500円。他のヨーロッパの地域に比べると2倍の値段だ。
北欧の中でも特に物価の高いノルウェーでは、ガソリンは1リットル200円以上、缶ジュースは400円、ポテチも400円以上。日本で100円で売ってそうなボールぺンが1本750円もしていた。
滞在することが苦痛に
物価が高くスーパーに立ち寄ってもジュースもお菓子も買えず。
正確に言うと買えない訳ではなく、日本の数倍の料金を支払うことに抵抗があった。
そうなると我慢の連続。食べたいけど我慢。飲みたいけど我慢。シャワー浴びたいけど我慢。
いつしか北欧にいることが辛くなり、早く抜け出したくなっていた。
北極圏では白夜で滞在期間中によるでも暗くなることがなく、キャンプする身としては辛い部分もあった。
最初は勢いでノールカップ岬まで行ったが、そこから北欧を抜け出すには約3000km走る必要があり、辛いと思い始めてからも中々北欧を出ることができなかったのもさらに辛い思いをすることになった。
それでも景色と人の温かさは素晴らしいので、いつかまた北欧に来たいと思う。