こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、2017年の末から2018年の2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!
ユーラシア大陸横断 イラン編① 無事にイランに入国
イランとの国境へ
5月24日、早朝にトルクメニスタンのアシガバートを出発し、イランとの国境へ向かった。
イラン・イスラム共和国
・人口:約7900万人
・面積:約164万8100平方km(日本の約4.4倍)
・首都:テヘラン
・公用語:ペルシア語
・通貨:リヤル
トルクメニスタンの出国手続きを終えて、イラン側に行くと名前を呼ばれた。待っていたのは連絡していた旅行会社の代理店の担当者だ。
これまでの記事でも紹介したが、イランでは2019年4月ごろに法律が変わり、テロ対策のため250cc以上のバイクは入国できなくなった。
しかし現地の旅行会社を通じて7日間の通過許可を得れば大型バイクも入国できるという情報を見つけ、旅行会社に手続きをお願いしていたのだ。
まずは人の入国手続き
まずは徒歩の人たちと同じように入国手続きをするのだが、これまでで一番厳しい場所だった。両手の指全ての指紋を取られるのだ。これもテロ対策だろう。
それも他の国であるようなデジタル式の指紋の取り方ではなくで、実際に指にインクをつけて紙に押すというアナログ方式。
インクで汚れた手をどこで洗えるかと聞いたところ、「あそこにトイレがあるよ」という。入国する人全員がトイレに行って手を洗っているのだろうか。
そしてバイクの入国手続き
パスポートに入国のスタンプを押してもらい、代理店の担当者のもとへ。パスポートやバイクの書類など指定された書類を渡すと、パソコンに情報を入力し始める。その後も税関の職員とやりとりをするなどしてしばらく待たされる。
事前に「もしトラブルで入国できなかったらバイクをトラックに積んで輸送する」とも言われていたので本当にバイクが入国できるか不安になってくる。
2時間ほど待たった結果、無事に入国できることに。旅行会社に500ドル(約5万5千円)を支払い、ユーラシア7カ国目のイランに入国した。
ちなみに通常イランに車両を持ち込むときに必要は「カルネ」という通関を簡略化するための書類は、この旅行会社を通した場合は必要なかった。
イランツーリング開始
文字は初めて見るペルシャ文字で何が書いてあるか見当もつかない。数字までも読めない。これまでとは別世界に来た気分だ。
イランとトルクメニスタンの国境は峠にあり、ワインディングロードを進む。イランは砂漠地帯のイメージだったが山の景色も美しい。
高いお金を払ってまで入国した国だ。めいいっぱい楽しまなければ。