地平線に向かって延びるひたすらまっすぐな開放的な道
本土最北端となる宗谷岬に対して南東に位置する、オホーツク海に面した猿払村。エサヌカ線は、この静かな村で人目を忍ぶように延びた、海沿いの村道である。ルートの中間よりもやや北側で、ふたつの90度カーブがクランクをつくるが、これを除けばルートはひたすら直線。地平線の向こうで、道が空に溶けていくような風景に出会うことができる。しかも、全線にわたってガードレールや電柱はなく、両側に平原が広がっているため、超開放的な絶景を拝める。南東側は牧草地なのでとくに視界が開けており、逆に原生花園の中を貫く北西側は、草木が少しだけ高めとなる代わりにオホーツク海が近くなる。
左右を見れば広大な牧草地、前を向けばただただまっすぐな道が空に溶けていくさまは「これぞ北海道!」と、ライダーであることを心から喜べる場所なのだ。
北側からアクセスする場合は看板があるので分かりやすいが、南側からは看板などはなく、国道238号からのアクセスに迷うかもしれないが、このエリアに来たら時間をかけても探し当てたい、見逃し厳禁の絶景直線道路である。
Road Infomation
エサヌカ線
区間距離:約11㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問:猿払村観光協会
TEL:01635-2-2211
http://sarufutsu.jp/