生月島とセットで走りたい島の草原道路
長崎県北西部の九州本土に近い海に浮かぶ平戸島は、南北約32㎞で東西約10㎞の細長く大きな島である。本土とは平戸大橋でつながり、バイクでも簡単に渡ることができる。この平戸島の北部に、生活道路となる国道383号や県道19号と並走するようにレイアウトされているのが、絶景ロードとして近年になり注目が高まっている、川内峠のワインディングだ。
ルートの両端は、中央線がなく周囲を木々に囲まれた、険しさを感じられるうっそうとした林道。ところがそこを抜けると、峠付近の約2㎞にわたる区間だけは片側一車線となり、まるで別の道に迷い込んだかのように視界が開ける。道は、周囲に高い木々がほとんどない草原地帯に、緩やかで美しい弧を描く。西側斜面の向こうには、複雑に入り組んだ古江湾。南側から北上方向に走ると、海をちら見しながら走れる時間が増える。
春はヒラドツツジが咲き、夏は青々とし、秋にはススキが一面を覆う。絶景区間は短いが、感動レベルは非常に高い。平戸島から生いき月つき大橋を渡れば、こちらも人気絶景道の生月サンセットウェイはすぐそこ。一度の旅で両方楽しもう。
Road Information
川内峠
区間距離:ー
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問:平戸観光協会
TEL:0950-23-8600
http://www.hirado-net.com/