立地はとてもよく人気観光地からすぐ
日本一の〝おんせん県〞を標榜する大分県にあるふたつの人気温泉地、別府と湯布院を結ぶ県道11号は、由布岳およびその東側にそびえる鶴見岳の南麓を東西に走るワインディングロード。湯布院日田往還とも呼ばれている。
東側に位置する別府の堀田温泉付近からスタートすると、道はすぐ峠道に。路面はそれほどよくなく、途中にはヘアピンカーブもあるが、走りづらさは感じない。林間部もあるが、途中では鶴見岳山頂の眺望も可能。ただし、感動するレベルの絶景ではない。
しかし、ルート中間あたりで城島高原に達したところから、徐々に気持ちは高まる。正面にはちらちらと、由布岳の山頂。猪の瀬戸と呼ばれる湿原を抜けると、一瞬の林間区間を挟み、進行方向右手に、麓まで視界を遮るものがなにもない由布岳が姿を現わす。
この先、道は湯布院の町に向けて緩やかに下りながら、道幅が広くてキツいコーナーがほぼない、走りやすいワインディングに。湯布院の町並みを見下ろすなら、狭さ霧台の展望所が有名だが、朝霧狙いでないなら、むしろ緑の中を走り続ける最高の快感を優先したい。
Road Information
湯布院日田往還
区間距離:約23㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:なし
問:由布市商工観光係
TEL:097-582-1111
http://www.city.yufu.oita.jp/