進むにつれて風景が表情を変化させる道
中国地方の最高峰で、鳥取県のシンボルともなっている標高1729mの大山。古くから信仰の対象ともなってきたこの独立峰の中腹を、周回できるのがこの道路だ。
ルートは、県道の30号、34号、45号、158号で構成。区間ごとに道の雰囲気が異なり、見上げる大山頂上付近の表情が変化するのが、大山環状道路の魅力だ。
大山北側にある大山寺と真西に位置する桝水高原を結ぶ158号は、片側一車線の快走路。大山寺で眺める大山北壁は荒々しく勇壮だが、桝水高原からは穏やかな三角形で伯耆富士とも呼ばれる。
桝水高原からは45号で、東麓の山頂から遠いところまで大山の南側を巡る。この区間は、西日本屈指と言われるブナの原生林を貫く多彩なカーブのワインディングで、深緑や紅葉に包まれながら自然のトンネルを堪能できる。大山の真南付近では鍵掛峠を通過。ここも眺望ポイントのひとつで、遠望する大山の頂上は横に長い。 大山の真東からは、中央線がなくかなりツイスティな峠道で北側へ。冒険気分を味わいながら30号に接続すると、再び走りやすい道に戻り、絶景の香取高原に達する。
Road Information
大山環状道路
区間距離:約64㎞
通行料金:なし
冬季閉鎖:12月中旬~ 3月下旬
問:大山観光局
TEL:0859-52-2502
http://www.daisen.gr.jp/kyokai/