こんにちは!合田紘之(@GodaAFRICATWIN)と申します。
バイクで世界中をツーリングするために新聞記者を辞め、昨年末から今年2月までのオーストラリア一周の様子はBikeJINWEBで連載させていただきました。
今回は第2弾。ロシア極東からヨーロッパ西部までユーラシア大陸の約4万kmを横断します!
ユーラシア大陸横断 ロシア編⑥ ロシアのバイク祭りに潜入!!
6月29日~30日。バイク祭りの情報を入手
ビロビジャンという街の宿のオーナーがバイク乗りだったこともあり、そこから500km離れたブラゴヴェシチェンスクという中国との国境に近い街で6月29日から2日間、バイクのお祭りがあるという情報を入手した。
ロシア語がわからずどんなイベントかはさっぱり分からなかったが、バイクという共通の趣味を持つ人が集まるのだから、きっと面白いだろうと思い参加してみることにした。
ウラジオストクから一緒に走っていたヴィルマルとはハバロフスクで一度お別れしていたが、連絡を取り合ってこの祭りで再会することを約束した。
ブラゴヴェシチェンスクに向かっていると、たくさんのバイク乗りと出会った。みんなバイクの祭りに向かっているらしい。色々話を聞いてみると、どうやらバイク乗りが集まってキャンプをするイベントのようだ。
ロシアンライダー500人以上集結
29日の夕方に会場に到着。会場は湖のほとりにあるキャンプ場だった。すでに多くのライダーが集まっていてバイクのすぐ隣にテントを張っている。東はウラジオストクから、西はモスクワまで、世界一広いロシアの全土からバイク乗りが集結していた。500人以上は集まっているように見える。
バイクの種類はスーパースポーツやアドベンチャー、アメリカンまで様々。アフリカツイン750も自分の他に3台見かけた。400cc以下のバイクはほとんど見かけなかったのだが、ロシアでは大型バイクが人気なのだろうか。
一方で自分は日本のナンバープレートを付けていることもあり、会場では注目の的に。色んな人から声をかけられ、バイクと共に写真を撮っていいか尋ねられた。ロシアでもほとんどの人が日本のバイクに乗っている中、日本人がホンダのバイクに乗って来ていたらそれは盛り上がるだろう。自分が何かなり遂げたわけではないのに人気者になれたことは、これまでの日本人の功績に感謝するほかなかった。
バイクの祭りといってもライダーが集結してキャンプしながらウォッカやビールを飲むことがメインのようだ。特設ステージではロックやメタルバンドの演奏もあり、みんながライダースジャケット姿で踊っている様子はあまり日本では見たことのない光景で新鮮だった。
ウォッカが朝ごはん?
「ロシアではこれが朝ごはんだ」。翌朝目覚めると、少し癖のあるロシア人がそう言ってウォッカを勧めて来た。バイクのイベントなのに、みんな朝から酔っ払っている。ロシア人みんなが朝食代わりに酒を飲むわけはないので冗談だとはわかっていたが、断りきれなかったので仕方なしに飲むことにした。もちろんこの日はバイクで出かけることを諦めた。
この日は土曜日ということもあり、みんな昼過ぎになると目が座り始めている。なんとなくはわかっていたが、やはりロシア人はお酒が大好きなのだ。
国境の街、ブラゴヴェシチェンスク
イベント会場に車で来ていた地元の人に、ブラゴヴェシチェンスクの市街地や家を案内してもらった。この街はアムール川の対岸は中国。その距離は700mmほど。川を渡る船も出ているそうで中国人観光客もちらほらおり、国境の街、そしてロシアと中国の交流の街なのだと実感した。
ロシアでは日本の中古トラックの荷台がクラブになってる… pic.twitter.com/QIPpD0H5Mi
— 合田紘之@ユーラシア大陸横断中 (@GodaAFRICATWIN) 2018年6月30日
・ユーラシア大陸横断 ロシア編1
・ユーラシア大陸横断 ロシア編2
・ユーラシア大陸横断 ロシア編3
・ユーラシア大陸横断 ロシア編4
・ユーラシア大陸横断 ロシア編5