ダート林道の探し方!初心者でも見つけられるツーリングルートのコツ

「ダート林道を走りたい!」と思っても、意外と見つけるのが難しい。ガイドブックやツーリングマップルを頼るのはもちろん、最近はGoogleマップのストリートビューが林道探しに役立つことも。撮影カーが行き止まりや砂利道で引き返す特性を活かせば、意外な場所でダート林道の入口を見つけられるかも!?
ダート林道デビュー!どこで走ればいい?
砂利道デビューを終え、スタンディングもマスターしたらいよいよダート林道へと出かけてみることにしよう。ただ、闇雲に走っていても辿り着かないのがダート林道。探し方には少々コツがいる。一般的なのは、林道のガイドブックやツーリングマップルに載っているダート林道に行くことだ。また、筆者が最近便利だと思うのはgoogleマップのストリートビュー。ストリートビューの撮影カーは、行き止まりはもちろん、砂利道に出くわしても撮影をやめて引き返す。つまり山奥でどん詰まっているストリートビューを丹念に見ていくと、意外な場所でダート林道の入口が見つけられたりするのだ。

ガイドブックを使う

筆者の実走取材記事も多数収録する「林道ツーリングガイドブック2024-2025」。アプローチの仕方や、道の荒れ具合を知るのに便利。ただし、林道の状況は雨一つで大きく変わる。情報はあくまで参考程度にとどめよう
ツーリングマップルを参照


昭文社のライダー専用地図・ツーリングマップルには、“通り抜けられる”ダート林道が地図上に示されている。赤い破線の道がダート林道を表しており、林道名とダート区間の距離が一緒に記載されていることが多い
初心者の疑問
Q. 一人で行っちゃダメなんでしょ?
A. 単独行も複数人も両方オモシロイ
「ダート林道への単独行は危ないから2人以上で行こう」……なんて記述をハウツーで見かけるが、ソロならソロなりの安全マージンをとった走り方や判断をすればいいだけの話。ただ、単独行では“トラブルを起こさず無事に帰ること”が行動の第一原則になるのは確かだ。これに対し仲間がいれば自分一人では難しく引き返す判断をしたような場所も、マンパワーで難なく乗り越えられたりする。ダート林道におけるソロとマスは別の遊びと心得よう。

押したり引いたりしてくれる相棒がいると難所が格段に越えやすくなり、レスキューやマシントラブルを含めより大胆な行動ができるようになる

自分の技量とトラブル回避を天秤にかけて進退の判断をする単独行はより高い緊張感を味わうことになる。そのぶん達成感も大きくなるのだ

「転倒してレバーを折る」のが不安なら、「換えのレバーと工具を用意」して対策する……などなど。林道旅にはアドベチャーの基礎であるリスク&トラブル回避のイロハが習得できる