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バイクのエンジン熱による低温ヤケドに注意する

バイクトラブル解決ノウハウ100
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。

身体に当たる熱を分散し休憩でクールダウン

エンジンの熱、それを受けて熱くなるフレームと、内腿は絶えず熱に晒される。
たとえ50度程度の熱でも長時間にわたって受け続ければ、いわゆる低温ヤケドを負ってしまうことがある。過度の日焼けと同じで、ひどい場合は水泡などができてしまう。皮膚下で破壊された細胞は再生に時間がかかるのだ。

予防するには、熱を遮断あるいは緩和することと、頻繁な休憩で、ライダーとバイク共にクールダウンさせることだ。

【POINT.1】なんで夏のバイクは熱くなるの?
バイクのエンジンは、駆動時にガソリンを燃焼している。何かを燃やしているのだから、大量の熱を発するのは当然のこと。その熱を水冷車なら水、空冷車なら空気で冷やすわけだが、その熱を遠いところへ捨てられるわけではない。結局、エンジン周辺に発散するだけだ。必然的に、近くにあるシートやフレームなどが熱せられるわけだ。
また、フルカウルのバイクは走行によって熱を逃がすような作りになっていることが多く、ストップ&ゴーが多い街乗りでは空気が滞留するのでさらに熱くなることもあるので注意しよう

エンジン周り
ガソリンを燃焼させる所でもあるため、当然熱い。排気量が大きければ大きいほど熱量が上がる傾向があるので、ヤケドなどに要注意

フレーム
エンジンをマウントしているボルトなどから熱が伝導し、フレームが熱くなる。スポーツバイクに多い

シート
日差しの多い場所に駐車している場合などで温度が上がる。シートの色などにもよるが、黒色は熱を吸収しやすい

【POINT.2】ウエアで内モモを熱から守る
夏場のツーリングでバイクが熱くなり、我慢して乗っていたら低温ヤケド。他にも、涼しくなろうと足を開いて移動するなど危険だ。内モモが厚いパンツや、レッグガードを用意しておいた方が安全だ
ジーパンなどの繊維系のパンツは熱を通しやすい。生地にも注意が必要だ

RIDERSCLUB×KUSHITANI
LEG HEAT GUARD LONG

スーパースポーツ系のバイクに多い、内モモの熱対策に最適なヒートガード。手持ちのパンツの股中央部のラバーテープを渡し後は履くだけ。透湿性や着心地、走行姿勢も考慮されたデザインだ

【POINT.3】バイク側で遮断&放熱の対策をする
ライディング時の低温ヤケドの原因は、バイクのエンジンが発する熱。これがライダーに伝わらないようにすることで、低温ヤケドを抑止することができる。フレームやシートの熱を遮断する用品を使おう

エーテック
フレームヒートガード

金属面のフレームが出ているバイクに有効な装備。エンジンの熱が伝わってくるのを防ぐ

XSPEED
メッシュカバー

お尻とシートの間に空間ができることによって、空気層が確保できる。長距離移動などで蒸れてくる心配がない

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