マッスルバイクファーム代表ゆっちさんに聞いた　スキルアップの心得

ライディングスキルを磨きたいけど、公道で練習するのは難しい…。そんな悩みを解決するのが、日本初の二輪車専用トレーニング施設「マッスルバイクファーム」だ。運営するのは、人気YouTubeチャンネル「マッスルバイクちゃんねる」のゆっちさん！ 初心者から経験者まで、安全に楽しく練習できる環境が整っているということで、さっそく詳細をチェックしてみた！

初心者歓迎！楽しく安全にスキルアップできるトレーニング施設

マッスルバイクファームは、楽しみながらバイクのスキルアップができるように開設されたトレーニング施設。企画したのは「マッスルバイクちゃんねる」というYouTubeチャンネルで、教習所では教えてくれない情報や街中で使える知識やテクニックを発信するゆっちさん。チャンネル登録者数は25年1月現在で17.4万人という大人気YouTuberでもある。動画を見ることで知識は身につくが、ライディング技術を重点的に練習するというのは一般公道では中々難しい。そこでクローズドな環境で安全に、楽しみながら自主練できる施設として誕生したのがマッスルバイクファームなのだ。

ほかにない施設とあって、プレオープンのときから注目されていた。現在までの来場者は免許を取って1年未満の人が3割くらいで、6割くらいが3年未満だという。運転に不安を持っている人が多く来場していることが分かる。また冷暖房完備の休憩室やキレイなトイレなど、女性ライダーが来やすい環境を整えているというのもポイント。近々食事ができるスペースもできるというから、さらに使い勝手が良い施設になるだろう。

コース利用料金（10:00～17:00）

1h：4180円
2h：7700円
3h：1万1000円
延長1h：3850円

朝活（8:00～10:00）
夕活（17:00～19:00）プラン
※完全予約制

1h：5500円
2h：9900円

Q１. マッスルバイクファームで有意義に練習するには？

A. 自分のライディングの課題を認識しどうすればいいか考えながら反復練習する
休憩所にあるモニターでは、ここのコースを走る上で気を付けたいポイントを紹介する特別な映像がある。それを見ながら自分の運転と照らし合わせて、どこを修正すればいいのかを認識してコースを走る。練習中も走りっぱなしではなく、ときどき息抜きに休憩して映像を見直し、再度走るという流れがオススメ

Q2. 公道で事故を起こさず安全に走るためにはどんな技術を身に付ければいいですか？

A. バランスを崩しやすい低速域での車体コントロールから練習するとよい
低速走行しているときにバランスを崩して立ち転けするとライダーが挟まれて怪我をしたり、周囲の車に接触するなどの事故につながる。そういう事態を避けるため、クランクや変則S字、一本橋といった低速系のトレーニングをするのも効果的。またスラロームの練習は危険を緊急回避する時になどに役立つ

Q3. 日常でライディングスキルを上げるために練習できることは？

A. 正しい運転姿勢を取り直進・右左折などをていねいに行うことが第一歩
一般公道では、基本的な操作をていねいに行うことで個人が持っている技術を底上げできる。具体的にいえば、正しいライディングフォームを意識し、直線で真っすぐ走るように心がけ、右左折のときに勢いだけで曲がらず安定感を意識しながら曲がるなど。細かい積み重ねがスキルアップにつながるのだ

スタッフ常駐で安心

マッスルバイクファームには常にスタッフがいて、受付業務などのお客さん対応や施設の管理を担当している。コースの走り方や施設の使い方などで分からないことがあれば教えてくれるし、ときには走りのアドバイスをしてくれることも。困った時に頼りになる存在である

定期的にスクールも開催

ゆっちさんが指導してくれるライディングスクールが月1回程度の頻度で開催されている。参加者数10名以下の少人数制で、ビギナー向けは運転姿勢の見直しや発進・停止の仕方、低速走行など「基礎技術の練度向上」を目標にしている

レンタルバイクあり

1時間単位で借りられるレンタルバイクも用意。施設内を走るのはもちろん、ナンバーが付いているのでここからツーリングに行くこともできる。大型バンパーが付いた教習車（CB400SF）もあり

レンタル料金

1h：4400円～＋任意保険500円
2h：7700円～＋任意保険1000円
3h：9900円～＋任意保険1500円
延長1h：3850円～＋任意保険500円
※施設外利用プランも用意