曲がったポイントでは通過後の景色を覚える
交差点などで曲がったとき(1)には、ミラーなどで通過した場所(2)の景色を目視しておく。こうすれば間違いに気づいて戻った場合にも、どの交差点で迷ったのか分かるからだ。また、曲がったポイントの目印を逆方向からも見ておくことも大切なのだ
方向音痴を自認する人は意外と多い。とくに女性に多いのだが、道に迷ったらどうしようとの思いから、ひとりではツーリングに行けないと諦めてしまっている。
だが、一般的には国道や県道といった主要道路を走るわけだから、少しくらい迷ってもそう大きな問題はない。
では、どうすれば迷わずに走れるのか。
目的地へと無事に辿り着くためには自分が今いる場所と進むべき方向を把握することが大切だ。そのためには線や面ではなく空間で位置を確認する。周囲の風景や建物などを見たり、交差点の名称などを確認。そして、地図で位置を照らし合わせる。
現在はバイク用ナビもあるし、スマホのナビ機能も利用できるのだから、迷ったかな?と思ったら安全な場所にバイクを停めて、現在地を確認すればいいだけ。現在地が確認できれば進むべき方角も分かる。
もしも道を間違えてしまった場合には、曲がったポイントまで戻る。そのためには、常に周囲の状況を見ておき、逆方向から走ってきても間違えたポイントが分かるようにしておく。
要するに、曲がるポイントさえ把握しておけば迷わないのだ。
交差点などで曲がったとき(1)には、ミラーなどで通過した場所(2)の景色を目視しておく。こうすれば間違いに気づいて戻った場合にも、どの交差点で迷ったのか分かるからだ。また、曲がったポイントの目印を逆方向からも見ておくことも大切なのだ
高速を降りたら右に行くはずなのに、案内標識では目的地方面は左。そんな経験はないだろうか。これはグルリと回るインターチェンジの構造から方向感覚が狂ってしまうことに起因する。勘違いしやすいので、いったん停まって案内標識に従おう
国道や県道を走る通常のツーリングなら、道路番号表示や案内標識が道路脇に必ずある。それと同時に、集落など地域の名称を確認するようにしよう。信号機の下や電柱、学校など、場所が分かる目印は山ほどある
曲がるポイントを間違えたらどうしようと不安なら、地図のコピーや曲がる交差点名を記したものを、タンク上の見やすい位置に付けておけば、確認しやすい