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【エンジンオイルの超基礎知識⑤】エンジンオイル培倶人意識調査

Supported by A.S.H.
エンジンオイルの基礎知識
読んで得するお役立ちコラム

BikeJIN vol.260 2024年10月号参照

培倶人意識調査のQ&A

Q.1エンジンオイル交換を決める理由は?

走行距離:71.4%
使用期間:20.9%
シフトフィーリングが悪化した時:3.3%

Q.2何km走ったらエンジンオイルを交換する?

3000km:62.1%
5000km:30.3%
1000km:4.5%

Q.3どんなオイルを使っている?

自分好みのオイルを選ぶ:49.5%
ショップで勧められたもの:26.4%
純正オイル以外は使わない:17.6%

Q.4オイル選びで重視するポイント

エンジン保護性能:46.7%
コストパフォーマンス:30.0%
性能アップするか:12.2%

Q.5エンジンオイルについて知りたいことは?

自分のバイクにマッチしているか:52.7%
オイル性能の見分け方:24.2%
オイルを長持ちさせる走り方:7.6%

エンジンオイルに関するアンケートの回答をA.S.H.岸野さんが講評!

皆さん、オイルへの意識が高いですね!

エンジンオイルを交換すると決める理由は、「走行距離」と答えた人が圧倒的。では、何キロ走ったら交換するかという問いは「3000㎞」という回答がトップ。

この結果を、岸野さんはこう評価する。

「皆さん、エンジンオイルに関する意識が高くて素晴らしいですね。3000㎞毎の交換であれば、まず問題ありません。走り方にもよりますが、引っ張っても5000㎞毎には交換したいところです。それ以上距離を稼ぐのは、エンジン保護の観点からオススメしません。1000㎞毎に交換されるという方が、サイクルが短すぎる気もしますが、オイルはフレッシュなほど性能が高いので、良い要素しかありません」

いろんなオイルの違いを試すのも面白いですよ

エンジンオイルの銘柄選びについても、面白い回答が得られた。

「エンジンオイルで乗り味は変わりますから、自分好みのオイルを選んで使うという方は、その楽しみをご存知なのでしょうね。いろいろ試してみると面白いですよ。どのオイルを選ぶかの理由に、エンジンの保護性能を上げられている方が多いですが、正しい考え方だと思います。価格を気にされている方も、それはそれで正しい。ただ、あまり価格だけを重視すると、品質に不安があります。絶対に価格優先であれば、純正オイルをオススメします。純正オイルは、ある意味でバイクメーカーが性能を保証してくれていますから」

と、岸野さんはコメント。

オイル選びのコツは粘度を変えずに試すことです

やはり皆が気になっているのは、自分のバイクに合ったエンジンオイルを見つけたいということ。身近な消耗品なのに、分かりにくいのがオイル。そこで、オイル選びのコツを岸野さんに聞いてみた。

「例えばですが、エンジンオイルの粘度を変えず、さまざまな銘柄のオイルを試してみると、好みのオイルが見つけやすいと思います。オイル選びは、実際に試すのが一番です。

好みというか、オイルの良し悪しの話になりますが、分かりやすく違いが出るのがシフトタッチです。良いオイルはシフトがスムーズ。悪いオイルはシフトタッチも悪い、エンジンが高温の時にニュートラルに入りにくくなったりもします。

エンジン保護性能に関しては、どうしても材料が高価な化学合成油に分がありますから、ある程度は価格と正比例する要素です。ただ、加工精度が低い時代に作られた旧車に関しては、鉱物油の方が漏れにくくてマッチする場合もあります。いろいろ試してみて、お気に入りのオイルを見つけてください。」

本アンケートは7/31 ~ 8/6の期間BikeJINのX、Facebook募集しGoogleフォームで集計。総票数92票

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