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公道でリズムを保つためのテクニック①「他車のしたいことを予測してみる」


たとえば、ドライバーの首の角度で
「曲がるか、曲がらないか」が予測できる!?

周囲のクルマを注意深く「観察」して「想像」する

たとえば今、あなたは前を走るクルマが、数秒後に道路の左側にあるコンビニに入るかどうか、高速道路であれば追越車線から走行車線に移るかどうかを、予測することができるだろうか。実はこの見分け方は、コツをつかめばかなり精度が高められる。

ポイントはふたつ。

ひとつは他車のドライバーの気持ちを推しはかったり、他車がいま何の目的で走っているかを読み取ること。これはたとえば、前車の進路の先にコンビニや人気外食チェーン店があれば、「入るかもしれない」と想像すればいい。

もうひとつは、前車の動きをよく観察すること。ドライバーは人間なので、目的があればそこに意識が向かい、おのずとクルマの動きにもその兆候が表れる。
たとえば、高速道路で前を走るクルマが隣の車線に移りたがっているとか、一般道で道路に面したコンビニに入ろうとしている場合、車内のドライバーの首の角度が左を向いている、クルマがだんだん車線の左側に寄っていく、そんな動きからの急な進路変更……。兆候を見逃さなければ、前車が急にウインカーを出しても慌てないハズ。

「きっと曲がるな」「やっぱり、そうか」。見事予想が的中すれば、自分にそんな気持ちが芽生え、急なウインカーによるストレスも幾分か解消されるかもしれない。

今回ここで紹介しているドライバーの首の角度の話は、あくまでも一例でほかにもヒントはあるハズだ。他車のやりたいことを想像し、その目的に向かって動くドライバーやクルマの挙動を見逃さない。事故も含めた交通トラブルは、自分が予想しないところから起こるものだからこそ、予測の精度を高めることは、公道での必須スキルなのだ。

うっかり見落とした曲がり角や目的地を見つけて、とっさにハンドルを切るドライバー。そんな前車の動きは、ドライバーのわずかな首の向きからでも、予測することができる

前のクルマのココを見ておこう!

  • ドライバーの首の角度
  • 首を左に向けているなら、路傍でクルマを待つ人や路側のコンビニなどを探しているから注意

  • レジャー車か商用車か?
  • 商用車なら電話の着信で突然停車したり、書類を見ながら運転していたりすることがある

  • ハンドルの持ち方
  • 片手で保持していればフラつきの可能性も。あらかじめ左右に曲がる準備をしていることもある

  • 車線のフラつき
  • 車線の中で蛇行しているようなときは、車内で探し物をするなど前に集中していない可能性が高い

  • ナンバープレート
  • 他県ナンバーのクルマはやはりその土地に不慣れ。道に迷ったりして唐突な動きをするかも

  • 若葉・紅葉マークの有無
  • 運転に慣れていない初心者や、高齢ドライバーの中には、周囲に十分注意が払えていないことがある

  • 乗車人数
  • 人数が多ければ会話も弾むというもの。話が盛り上がって運転手の注意が周囲に向いていないことも

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