トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。
キルスイッチはONになっているか?
もっともありがちな「スイッチOFF」
真っ先に確認するべきはキルスイッチ。自分でOFFにしていなくても、ミラーにかけたヘルメットが当たったり、イタズラでOFFにされている場合もあるからだ。キルスイッチがOFFでもセルが回る(エンジンはかからない)車種もあるので注意が必要だ。
自分でスイッチをOFFにした記憶がなくても、ON(RUN)になっているか、まずは確認しよう
サイドスタンドは完全に上がっているか?
完全に上がっているかもう一度確認する
ギヤがニュートラル以外に入っている場合、サイドスタンドを跳ね上げていないとエンジンがかからない車種が多い。上がっていても、スタンドが中途半端な場所で止まっている(完全に上がり切っていない)場合も多いので、もう一度確認してみよう。
近年のバイクの多くには、サイドスタンドの上げ忘れを防止する安全スイッチが装備されている
クラッチレバーをしっかり握っているか?
スイッチの接触不良や作動不良も疑ってみる
ギヤがニュートラル以外に入っている場合、クラッチを切らないと始動できないバイクは多い。また、ニュートラルでも切らないと始動できない車種(カワサキ車など)もある。安全スイッチの接触不良も考えられるので、何度か握ったり離したりを試そう
クラッチレバーを握らないとセルが回らない車種は多い。根元までレバーを握ってからセルボタンを押す
ギヤがニュートラルに入っているか?
ランプが点灯していてもニュートラルじゃないかも
ギヤはニュートラルに入れた状態で始動するのが基本。まずはニュートラルランプが点灯しているか確認しよう。また、ランプがついている場合でも、車体を前後に動かして、本当にギヤが入っていないか確認するのが確実。旧車系は特に注意しよう。
特に旧車などはニュートラルランプが点灯していても、ギヤがニュートラルに入っていない場合がある