[エンジンがかからない!]かからない原因を知ろう
トラブル対策さえ知っておけば、アナタの旅は成功間違いなし!
日本はツーリング天国だ。四季折々の風景は走っていて飽きることなく絶景の山岳スカイラインはいつでもライダーに高揚感を与えてくれる。旅の帰路はいつでも充実感に溢れヘルメットの中は絶えず笑顔……それもトラブルさえなければ、だ。
ガス欠、パンク、転倒などなどバイクにまつわるトラブルは多いだが、それらの多くは知識があれば防げ対処方法を知っていれば、ピンチを乗り切れる。
長いこと放置していたならともかく、昨日まで普通に走っていたのにひと休みする前まで元気だったのに、いきなりエンジンがかからない……ツーリング出発前や出先だと焦るけれど、落ち着いて対処すれば大抵は始動できる。
乗らない時間が長いほどかからない原因が増える
長期間(3カ月以上)乗っていなかった場合は、バッテリー上がりはもちろん、ガソリンが腐っている場合もある。また、保管状況(水濡れなど)によっては電気系が壊れている可能性もある。これだと始動できない原因の究明は困難で、バイクショップに相談するしかない。
反対に、つい先日まで普通に動いていた場合や、ひと休みした後などにかからない場合は、ほとんどがバッテリー上がりか、安全装置の操作ミス。慌てずに状況を判断してから考えよう。
最後に走った時期によってかからない原因が変わる
ずっと前
“ひと冬乗らなかった”など、乗らなかった期間が長いほど、ガソリンの劣化や電気系のトラブルなど、エンジンの始動が困難になる原因が増える
数日前
ほんの数日前まで問題なく走っていた場合、大きな問題は考えにくい。とはいえ冬場などはバッテリー系のトラブルでエンジンがかからないコトはよくある
ついさっき
ひと休みしたらかからなくなった……。そんな場合はバイクのトラブルではなく、単純な操作ミスがほとんどだ。慌てずに、ひとつずつ状況を確認しよう
まずはココを確認!
メインスイッチ(キー)ON
始動にはキーをONにするのは当然だが、まさかとは思うがいま一度確認。微妙に位置がズレいていたり、接触不良の可能性もあるので、いったんOFFにして入れ直そう
セルボタンを押す
セルが回らないのか、それとも回るのにかからないのかで、その後の対処が異なる。回るのにかからない場合は、焦ってボタンを押し続けないことが肝心(5秒以上回さない)
エンジンがかからないと、『どこかが壊れた!?』と、とにかく焦る。ツーリングなど出先だったらなおさらだ。
しかし、「ひと冬バイクに乗っていない」など、長期間動かしていなかった場合を除き、エンジンがかからない原因の多くは、バッテリー上がりか、安全装置の操作ミス。大きな故障が絶対にないとは言い切れないが、慌てずに対処すれば、大抵のケースでは始動できる。
まずは、メインキーやキルスイッチなど、「ちゃんと操作しているつもり」の場所から確認し、それでもダメならノウハウ003のチャートに沿って状況を確認。バイクショップに相談する際も、コレが分かっているか否かで、原因究明が大幅にスムーズになるハズだ。