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【愛用品お手入れガイド】レザージャケット編 vol.3 しっかりメンテナンスで一生モノに!


しっかりとメンテナンスしていれば一生モノになるレザージャケット
では具体的にどんな方法でメンテナンスすればいいのだろうか
レザーウエアのプロフェッショナル直伝のメンテナンスで
「一生モノ」と長く付き合ってバイクライフを謳歌しよう!

しっかりメンテのやり方

STEP1 ホコリをブラシで払う

ブラッシングは汚れが付着しやすい前身頃を中心に、全体を隈なく行う。また、縫い目は汚れが溜まりやすい。縫い目に沿ってていねいにブラッシングしよう

STEP2 水を硬く絞った布でふき取る

塩化カルシウムや虫の死骸などは硬く絞った濡れタオルで落とす。汚れに水分を含ませて落としやすくすると同時に、擦るのではなく叩いて吸い取るように

STEP3 オイルを塗り込む

つい厚めに塗ってしまいがちだが、「ちょっと薄いかな」と思うくらいで十分。薄く広く塗り伸ばすイメージで、表面や縫い目にオイルの固まりを残さないように!

オイルは手の甲などで薄く延ばしてから

オイルは手の甲などで馴染ませてから。容器からスポンジ等へ付けたオイルにはムラがあるので、そのまま革へ塗布することは避けること

オイルを塗る前に目立たないところでチェックしよう

オイルやケミカル類は使用前に裾の裏など目立たない部分で試し塗りしよう。とくにスウェード(起毛の裏革)や特殊加工された革は変質を招きやすいので、必ずテストしてから本格メンテを開始することを忘れずに!

STEP4 撥水スプレーを吹きかける

オイルを塗布した後は撥水スプレーを噴霧しておくと、水分を染み込ませないのはもちろん汚れの付着を防止する効果も高まる。全体にまんべんなく、薄めに噴霧しよう

こんな時どうする!?トラブルシューティング

~CASE1~ ひっかき傷をつけてしまった
浅く小さなキズなら、染料入りのオイルを塗り込むとキズを目立ちにくくすることはできる。尖ったものに引っかけての裂け傷、転倒による擦り傷や穴は、当て革で補修できるが、強度までは回復しない。キズの部分や程度によってはパーツごとレザーを交換してしまう方法も

~CASE2~ 突然の雨に降られた
レザーにとって水分は大敵。雨天走行で濡れてしまったら、乾いた布で叩く(押し込む)ようにして水分をしっかりと取ったうえで風通しのいい場所で陰干しする。乾燥後は革が硬くなるので、オイルを塗布して揉み込む

~CASE3~ 食べ物をこぼした
とくに油分を含む場合はすぐに乾いた布で吸い取る。それでも汚れが残る場合は硬く絞った濡れタオルで叩くようにして汚れを吸い取る。撥水スプレーやオイル塗布をしてやれば、慌てず騒がず乾いた布で拭き取れるのだ

~CASE4~ タンスから出したらカビが生えていた
不幸にもカビが生えてしまったら、硬く絞った濡れタオルで拭く、または叩き落とす。落ちない場合は専用クリーナーを使うかプロのクリーニングに任せる。そうならないためにも保管時の除湿剤や防カビ剤は大事!

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