【SP TADAO】SP忠男が生み出す“気持ち良い走り” Vストローム250SX専用マフラー
バイクを「日本の道で最高に気持ち良く走らせる」ことにこだわるSP忠男。そのコンセプトを具現化したのが、Vストローム250SX用のマフラーだ。低回転域からトルクを引き出し、高速巡航やダート走行でも扱いやすい仕様へと進化。長年のノウハウと徹底したテストを重ねて作り上げられた、まさに“旅を楽しむためのマフラー”だ。
問:SP 忠男 TEL03-3845-2009(浅草店)
https://www.sptadao.co.jp/
「気持ち良い走り」を追求するSP忠男の哲学
SP忠男がリリースするマフラーはコンセプトが明快。最大の目標は日本の一般道で“気持ち良く”走れることだ。グローバル化が進んでいる現代のバイク業界では、同一仕様のバイクをさまざまな国で販売している。そのため、バイクは一番販売台数が見込める国の環境でベストな走りができるようにセットアップされている。残念ながら多くの場合それは日本ではない。そのため日本の一般道で走るとわずかな違和感が生じることも。「それを解消し、日本のユーザーが日本の道で楽しめる仕様にするのがウチのコンセプトです」とSP忠男の大泉代表は言う。
Vストローム250SXはアドベンチャー的なルックスの割に、搭載されている油冷単気筒エンジンは高回転型。それをより低い回転域からトルクが出るよう調整。さらに高速道路などでシフトチェンジの回数を減らして淡々と巡航できるようトルクの幅を広げ、さらにダートでトラクションをコントロールしやすくした。いわば本格的なアドベンチャーバイクへと変貌させているのだ。言葉でいうとカンタンだが、その特性を引き出すために多くのトライ&エラーを重ねている。特に中回転域のトルクフィーリングに影響を与えるBOXの取り付け位置には悩まされたそう。大泉代表は「まさにピンポイント。ベストな位置を見つけたときは大喜びしました」と笑う。
シャーシダイナモ上だけじゃなく、実際にライダーが乗ってセットアップを重ねていくSP忠男。そうして生まれたマフラーは、低中回転域でトルクアップしつつ高回転でも伸び、幅広いトルクバンドでクルージングもこなせるという、旅に最適なマフラーに仕上がっている。
スペシャルパーツ忠男
代表取締役 大泉善稔さん
開発のために自らもバイクに乗って走る大泉さん。Vストローム250SXのエンジンは高回転でパワーが出しやすいそう。「アジア諸国に向けて作られたバイクの特性を日本にアジャストさせています」と話してくれた