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【SENA/インターコム】インカム、新たなステージへ! WaveアプリとSENA MESH 3.0でどこでも誰でも繋がる

ハード面でこれまでのセナ・インターコムとは一線を画すデザインを採用した「60S」
しかし、その進化はソフトウェア面のほうが大きい。それが「Waveアプリ」だ
専用スマートフォンアプリとの組み合わせで、“通話距離”という概念がなくなった!

問:セナブルートゥースジャパン https://senabluetooth.jp

インターネットとAIを駆使した新感覚の通話体験

この冬、セナが日本市場に投入する次世代のインターコム「60S」。ハードウェア面の進化は前号でお伝えしたが、60Sの最大の進化はソフトウェア面にあるといってもいい。それは、これまでのメッシュ・インターコムに加えて、新たに「Waveインターコム」を採用したことだ。

このWaveインターコムは、専用のWaveアプリをインストールしたスマートフォンとバイクインカムをペアリングすることで、ネット経由のインカム通話を可能にするというもの。自分と相手のWaveアプリがネットに接続されていれば、お互いの距離も機種も関係なく通話ができる。

さらに60SであればこのWave通話とメッシュ通話をシームレスに切り替えてくれる。例えばメッシュ・インターコムが通信圏外になるとWaveインターコムに切り替わり、Waveインターコム中にスマホが圏外になるとメッシュ・インターコムに切り替わる。60Sであればこの二つのネットワークを駆使して、切れ目なくグループ通話が楽しめるわけだ。

このほか、Waveアプリを使えば、メンバーの位置をリアルタイムで地図上に表示したり、地図上に表示された2㎞圏内のライダーに素早く接続が可能。また、音声通話だけでなく、チャット機能で文字や画像を共有もできるほか、フレンドリストの管理やQRコードで連絡先を追加したりすることもできる。さらに、仲間に緊急事態を知らせるSOS機能もある。

また60Sは近年、急速に進歩しているAI(人工知能)を導入。AINR(人工知能ノイズリダクション)機能は、ライダーの声だけを拾って周囲のノイズを的確に除去。ノイズと逆位相の音でノイズを打ち消すANC(アクティブノイズキャンセル)との組み合わせで、騒音が激しい環境でもクリアな通話ができる。さらに、AI搭載の音声コマンド機能は、日本語を含む9つの言語に対応し、風切り音やノイズのひどい場所でも、しっかりと声を認識してコマンドに応答してくれる。

セナWaveインターコムとAIという、次世代のテクノロジーを搭載した60S。実際に使ってみれば、また新しいインターコム体験を与えてくれるに違いない。

Waveアプリって?

簡単にいうと……
LINE通話のようなモノ ※VoIPという技術

全インカム対応、距離が無制限に!

ネットを介して会話するため、Wave アプリの起動しているメンバーのスマホがインターネットに接続している限り、どこにいてもどんな機種でもバイクインカムで会話ができる

再接続が自動

通信環境が悪くなってWave インターコム、メッシュ・インターコムのどちらかの接続が切れても、もう一方がバックアップするように自動的に再接続。途切れなく通話ができる

スマホ側の操作不要

LINEをはじめ一般的なメッセージングアプリの場合、会話をはじめとした操作は当然スマホアプリの画面操作が必要。Wave アプリなら60S本体でアプリを操作することができる

60Sの新トピック

60S 価格
6万4680円(シングルパック)
11万9680円(デュアルパック)

①IP防水性能

60Sは雨のように降りかかる水に耐えられるのはもちろん、水深1mに30分水没しても動作するIPX7という防水保護等級に対応。雨でも安心して使える

②マウントキットが二つ同梱(フルフェイス&ジェット用)

フルフェイスヘルメット用のマイクと、ジェットヘルメット用のブームマイクの2種類のクランプキットを同梱。本体を付け替えるだけでとても便利

③フェイスプレート付き

フェイスプレートは交換式。「スモーククローム」「シルバーストーン」「アルパインホワイト」「ピアノブラック」という4種類のプレートを同梱している

④バッテリーの持ち大幅向上

メッシュ通話
16時間
(5時間アップ)

Bluetooth通話
22時間
(10時間アップ)

バッテリー容量が大きく、通話時間は50S比で約1.5倍に。一方、充電時間は2/3に短縮され、クイックチャージで通話できる時間も1.5倍以上となっている

⑤クランプユニット形状が変更されスリムに

60Sはクランプユニットを介してヘルメットに装着する。本体とクランプはマグネットで固定されるため、クランプユニットがとてもスリムになっている

⑥通話音量が均一化されるようになった

電話やメッシュ・ブルートゥースの各インターコム通話の音量を均一化。安定して相手の声が聞けるようになった

⑦ノイズ削減、音声認識能力アップ

AIが背景の音だけを検出して低減するAINR(適応型ノイズ制御)や、さらにAIで認識力を高めた音声コマンド機能など、新たにAIの技術を導入している

⑧OTAでアプリで自動アップデート

ブルートゥースやWi-Fiだけでなく、スマートフォン経由でもファームウェアのアップデートが可能な「OTA(OverThe Air update)機能を搭載。選択肢が広がったことで、気軽にアップデートができる

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