この夏オススメアイテム[NANKAI]編 気化熱ベスト”ヴェイパー”
停車中も涼しいから夏のツーリングが快適
今年も酷暑の夏になりそうだ。でもせっかくの夏休みなのだからロングツーリングを楽しみたい。そのためにはしっかりした暑さ対策で、少しでも快適性を高める必要がある。
というわけで、ナンカイから発売されている清涼グッズの効果を実証実験してみた。『ヴェイパー』というクールベストは、付属のペットボトルで水道水300mlをベストの注入口から入れて、特殊構造のヴェイプシールに浸み込ませる。これで準備完了。
メッシュジャケットの下にヴェイパーを着用して、日本一の暑さを記録した埼玉県内陸部へと向かった。まず着用した段階で涼しいと感じたのだが、走行中はもちろん、メッシュジャケットの効果もあって快適。しかし驚いたのは、信号待ちなどで停止中にも胸と背中が涼しいのだ。メッシュジャケットだけじゃそうはいかない。気化熱を利用するシステムなのだが、想像以上に高い効果を発揮してくれた。
最大4時間効果が持続するのだが、ツーリング中などに使用中は、途中で水を足せばまた効果が復活する。今回はおよそ6時間で180㎞のプチツーリングをしたのだが、夕方になって気温が下がったこともあり、水を足さなくてもずっと涼しいまま走ることができた。これなら酷暑の夏も乗り切れそうだ。
DATAVapour
価格 :9900円
カラー:ブラック
サイズ:S、M、L、LL、XL
素材:[表地・裏地]
ポリエステル 100%
[詰め物] レーヨン 100% /ポリエステル100%
[中材] ナイロン 100%(ポリウレタンラミネート)
身体が発する熱でヴェイプシールに浸透している水が蒸発し、気化することによって熱を発散させる。水で直接冷やすわけではないので、インナーウエアが濡れることはない
注入した水が体温と同じくらいになるタイミング(飽和温度)から気化(蒸発)が始まる。水の温度と体温との差で冷えるわけではなく、蒸発による気化で冷える仕組み