モデルチェンジしたカーボンヘルメット
モトGPやF1といった、世界トップカテゴリーのレースでは、当たり前の装備となっているカーボン製のヘルメット。選ばれる理由は、やはりその素材の軽さにある。
バイクで走る時、ヘルメットを被るのは絶対条件。そしてヘルメットを支えているのは首。もともと人体にはないものを、重量の影響を受けやすい身体の先端部で負担するのだから、その負荷は考えているより大きい。ある意味で、ヘルメットは軽ければ軽いほど良い。ツーリングで長距離走行した時には、確実に差が出る部分なのだ。
ならば、すべてのヘルメットをカーボンで作ればいいという話にもなるのだが、そうもいかない。なにしろカーボン製品は高価。素材自体が高く、製造コストも高いのだ。
そんなカーボンヘルメットで、3万円代前半という革命的なプライスを打ち出したのがゴッドブリンクのジーロット。カーボンとFRPを組み合わせた独自のハイブリッド構造で驚きの低価格化に成功。コストダウンのため、生産拠点を海外に置いているが、日本人スタッフが生産管理を行うことで、安心の品質を確保している。
カーボンヘルメットはレース対応品が多いが、ジーロットのブルレイダーはインナーサンシェードやインカムの取り付けスペースを装備。ラチェットバックルを採用するなど、ストリートで使って、カーボンの恩恵を受けられるヘルメットなのだ。