ミッドランド「インターコムのココがスゴイ！」 -BTX2 PRO S 編-

ハイパフォーマンスでコスパの高い1台

フラッグシップモデルに肉薄する性能を持ちながら、ミドルクラスの価格帯を実現したインターコムがBTX2 PRO Sだ。これは世界規模での量産体制がなしえる技。これまでのインターコムはブルートゥース通信を行うためのチップA2DPを2基搭載しているのは最高級の機種のみだったが、このモデルでも2基搭載するというコスパに優れたインターコムなのだ。さらに、その最高機種の中でもBluetooth通信を2台同時にやってしまう珍しいモデル。それはソロユーザーが求めていた使い方を実現できるモデルだ。

チップが2基のみだとデバイスを1台接続すると他のデバイスを接続できないうえに、仲間との通話もできなかった（切り替えれば利用可）。しかし、チップを2基搭載することによって、デバイスが2つ登録でき音声や音楽を聞きながら仲間と会話をすることが可能。ソロツーリングでは2台のデバイスを使えるし、マスツーリングでは聞きながら話すことができる。ソロ派の人もグループ派の人も両方が恩恵を受けることができる。

そして、通話している仲間に、マイナスボタンに接続しているデバイスの音声や音楽を共有できるパブリックモードという面白い機能がある。ナビやレーダーの音声を共有することによって走るルート環境をリアルタイムで共有できて意思疎通が分かりやすくなるし、音楽を共有して景色と合わせて同じ感動を味わうことができる。も ちろん相手には共有せず、自分だけでナビや音楽を聞くことができるプライベートモードに切り替えることも可能。一緒に走る相手によって2つの機能を使い分けるのもいいだろう。

ミドルクラス帯の価格でありながら、高スペックかつコスパに優れた1台だ。

BTX2 PRO S のココがスゴイ！

1 聞きながら話せる

スマホに入っている音楽（ナビも可）を聞きながらツーリング仲間と会話が可能なステレオブレンドと呼ばれる機能が本機に搭載。従来であればフラッグシップモデルにしか搭載されていないのだが、ミドルクラス帯でこの機能を採用したのは業界初。仲間とツーリングする際にはどちらか片方しか選べなかった会話と音楽（ナビも可）の両方を楽しめる。

2 パブリックモードで通話相手とナビ音声を共有！

※ 共有する音声は、通信相手側へはモノラル音声として配信されます。
 

曲がるポイントが近づいたら通話で仲間に伝えることが多いのだが、タイミングによっては相手に伝わるのがワンテンポ遅れてしまうことがある。しかし、パブリックモードを使用すれば、ナビの音声を仲間に共有することができる。情報共有が楽になり、ツーリングのストレスがグッと減るので非常に便利だ。
※例えばレーダーの音声を共有する方も多いです

3 A2DPを2基搭載しスマホだけでなく ナビorレーダーも！

ミドルクラス帯ではじめてA2DPを2基搭載したことによりソロツーリングにも効果を発揮する。スマホだけではなく、その他のデバイスも接続することができるので、ツーリングに使う道具の幅が広がる。例えば、スマホでお気に入りの音楽を流しながら、同時にレーダーで情報を聞くなんてことも可能だ。
※インカム通話をしながらこのご使用方法はできません

ソロ派にもグループ派にもオススメのインカム

2つのモードが利用できる

ミッドランド製インターコムの3人とユニバーサル接続でつないだ他社製インターコムの2人と個別に通話ができるインターカムモードと、ミッドランド製インターコムの4人同時に通話ができるグループ通話モードがある。どちらのモードもマイナスボタンに登録したナビの音声や音楽をバックグラウンドで聞くことが可能だ。

DATA

MIDLAND BTX2 PRO S
ミドルクラス帯でありながらA2DPを2基搭載したコストパフォーマンスに優れたインターコム。最大8人まで通話可能。ステレオブレンドやパブリックモードなどツーリングに役立つ機能が満載だ。

価格：2万7500円（シングルパック）4万9500円（ツインパック）
最大通信距離：1200m
グループモード同時通話人数：最大8人（4人＋4人）
インターカムモードミッドランド接続：最大3台
インターカムモード他社接続：最大2台
ステレオブレンド：搭載
Bluetooth機器接続：2台（携帯電話／音楽プレーヤー等）
ワイドFMラジオ（76-108MHz）：搭載
連続通話時間：最大20時間
ライディング中の充電：可能
充電しながら使用：可能
防水仕様：IPX6準拠 ※フルフェイス用マイク、ジェットヘル用マイク2種同梱