どうも!バイク乗ろうぜの慎也(@ShinyaGuitar)です。
ミッドランドの新製品BT MESHをBikeJIN誌面の企画でテストしてきました。最近のインカムに搭載され始めているメッシュ機能。実際のところはどうなん?って思っていましたが、これは良いかもしれないぞ?ということでインプレします!
こちらで動画でも解説していますのでぜひみてくださいね!
MIDLAND BT MESH
ミッドランドのBT MESHはミッドランドの最新機器でフラッグシップモデル。ミッドランド独自のMMC(MIDLAND MESH CONFERENCE)ネットワークを採用したモデルです。
BT MESH
最大通信距離:1,400メートル
グループモード同時通信人数:最大10人
インターカムモード接続:最大2人
Bluetooth機能接続;2台
価格:シングルパック36,720円(税込)、ツインパック66,096円(税込)
MIDLAND BT MESHのHPはこちら
ミッドランドの様々なインカムのモデルの中でも最上位機種になります。
従来までのペアリングという考え方ではなく、ネットワークを構築して、その通信範囲内であれば真ん中のミドルボタンを1回押すだけで、バシッと全員が接続可能という神仕様。
ちょっとイメージがしにくいので図を出しておきますね。Bluetoothの接続みたいに数珠つなぎで接続するのではなく、このように縦横無尽に接続されます。メッシュ機能を使うと最大10人まで通話可能。そして11人目からは会話はできないけど、会話を聞くことはできるので大規模なマスツーリングで指示を聞くなんて使い方もできます。
そしてなんと、メッシュで接続されているBT MESHとBluetoothで接続しているミッドランドのその他の機種や、ユニバーサル接続している他社のインカムもメッシュの音声を聞くことができるというユーザーにとって嬉しい機能。これは神対応かって思いました。
ただ、他社インカムやミッドランドの他のBluetoothモデルBT NEXT PRO やBT X2 PRO Sなどと接続するときはタンデム間通信に限定しているとのこと。
メッシュ機能はもちろんのこと、従来通りのBluetoothを使った接続や、他社のインカムと接続可能なユニバーサル機能を搭載。これまで通りに使うこともできますよ。
2つのメッシュモード
BT MESHのメッシュモードには2種類あり、それらを簡単に解説していきます。
パブリックモード
こちらが先ほど解説したミドルボタンを1回押すだけで簡単に、そして縦横無尽につながるパブリックモードです。
BT MESHにはチャンネル番号というのが設定可能で、それぞれに割り振られます。10人でそれぞれ別の番号を設定し、ミドルボタンを押すだけで通信が開始されます。この時チャンネル番号が被っていると接続は不可となります。
こちらは公開モードとも言われ、設定は簡単ですが、仮にこちらのグループが1〜3チャンネルを使っていて、4〜6を使っているグループが近くにいたら同じメッシュに接続される可能性があります。まあ、ほとんどそんな奇跡的なことは滅多にないと思いますが。
プライベートモード
こちらが秘匿通信で、設定したインカムしか通信ができないプライベートモードになります。
少し設定の手順が必要になりますが、先ほどのパブリックモードとは違い、他の誰かが通信に入ってくることはありません。
メッシュ機能って実際どうなん?
最近インカムの世界ではメッシュ機能が搭載されることが増えてきましたが「インカムってつながればよくね?」と思ってメッシュ機能はあんまり気にしてなかったんですよ。だけどね、メッシュってかなり便利かも。大人数じゃなくてもかなり使えるじゃんって。今回のテストで感じた2つのメリットをご紹介していきます。
接続が非常に簡単
さっきもちょっと触れたのですが、インカム同士の接続がめちゃくちゃ簡単。今まで仲間とツーリングに行く時ってSAだったり、コンビニに集合して「じゃあインカム繋ごうか」ってみんなでインカムをいじいじ…A君とは繋がるけどなぜかB君とは繋がらない…なんてことがザラでしたよね。
今すぐにでも出発したいのになかなかインカムが繋がらない。30分くらい格闘しても、結局インカムを接続せずに出発する。だったらその時間返せよって何回も思っていました。そんなこともあって、ますツーリングに行ってもあんまりインカム繋ぐのが好きじゃありませんでした。だけどBT MESHは接続が簡単すぎて拍子抜けするレベルで簡単です。
インカムをMMCモードにして、全員がミドルボタンをポンと押すだけ。マジでこれだけ。一瞬で接続が完了します。今までのインカムの繋がりにくさは一体何だったんだろうと言いたくなるくらいマジで簡単。BikeJIN編集長の中村さんとテストをしたのですが、あっという間に繋がって2人で感動してましたもん。
誰かと一緒に行くツーリングって、インカムを繋ぐのが目的じゃなくて、一緒に話しながら走って、バイクを楽しむのが目的じゃないですか。それなのにインカムの接続に無駄な時間を取られるなんて…そんなめんどくささを一瞬で解決してくれたメッシュ機能すげえ。
自動復帰が最高に便利
複数で走ってると信号待ちで列を分断されたり、車などが入り込んできて離れちゃったりってよくあるじゃないですか。んで、インカムには通信可能距離ってのがあるので、接続が切れてしまうこともたまーにあります。
また近づいていって通信圏内に入ったかな?と思ったらボタンを押したり、繋がった?って確認するのがちょっとめんどい…だけどBT MESHはMMCモードをオフにしない限り、通信圏内に戻ったら自動で接続してくれます。
この自動復帰ってツーリング中の手間をなるべく減らしてくれるのでマジでありがたい。事故などの可能性もあるしバイクに乗っているときは運転以外の操作はなるべくやりたくありません。そして何より再接続のための動作がめんどくさい。さっきからめんどくさいを連呼していますが、とにかくめんどくさいことを取り除いて、楽にツーリングしたいですしね。
メッシュってあり
冒頭にも書いたようにメッシュ機能ってユーザーにとってそこまで必要じゃないんじゃないかと思っていましたが、今回BT MESHをテストしてみてめちゃくちゃアリだなって思いました。接続の手間が省けるのと、万が一接続が切れてしまった時の再接続の手間が省けるだけでも非常にありがたい。
友人や家族とのツーリングを思い切り楽しむためにも、このような最新機能を取り入れるってのもアリだなと感じることができました。まだメッシュ機能ってあんまり浸透してない感じもするけど、これから少しずつ浸透していきそうな気がしています。
インプレ動画も撮影したのでぜひこちらもご覧になっていただけたらと思います。
ぜひあなたもメッシュを体感してもらえたらなと思います。それでは!
BT MESH
最大通信距離:1,400メートル
グループモード同時通信人数:最大10人
インターカムモード接続:最大2人
価格:シングルパック36,720円(税込)、ツインパック66,096円(税込)
MIDLAND BT MESHのHPはこちら