編集長からのメッセージ
そもそも、この台湾ツアーを思いついたきっかけはボクが台湾を実際に走ってきたからです。ネモケンに会うたびに「台湾はツーリング天国だ!」って言うから試しに行ってきましたが、ホントにホントだったのです。あんなに小さな面積の台湾に、こんな絶景ロードがあるなんて思わなかったです。そこで、「せっかくだから、興味のある方に安心して楽しんでもらえたら」という思いからこのツアーが生まれました。
ただ、これはれっきとした旅行商品で、いちバイク雑誌が取り扱える代物ではありません。そこで、国内では道祖神さん、そして現地台湾ではボクの下見に付き合ってくれた現代国際旅行社さんの協力のもと、この企画はスタートしています。
このツアー商品の特徴を説明すると、ボクが体験してきた台湾ツーリングをベースにしたロングコースと、ゆったり目のショートコースの2つのプランを用意しています。どちらも現地発着ツアーという形の商品で、ツアー代金に現地までの往復航空券は含まれていません(別途手配を希望される方は、道祖神さんに依頼することができる)。けっこうな価格に感じるかもしれませんが、様々な対策を施し安心できるプランになったと思っています。
とくにロングコースなのですが、下見の際のルートはけっこうハードでした。まず道路環境ですが、日本と逆の右側通行でこれが初めは慣れません。そして、バイクは高速道路を走行できません。すると下道オンリーとなり、移動区間が長くなるのです。さらに、その移動もタイトなワインディングが続くのですが、かなりボリュームあります。はじめは楽しくても、終盤、ボクはバテました……。
なので、途中で疲れた……なんて方のために編集部員が運転を交代するプランも採用しています。また、ロングコースでの帰りは、途中でのバイク乗り捨てシステムを採用しています。
こういったネガ要素をできるかぎり、取り除きたい! そう、この台湾ツアーはボクが感じたことをできるかぎり注文したツアーなのです。
なので、このツアーはサポートが強みです。本誌ツアーは、先導ライダー、しんがりライダー、そしてサポートカーを手配していますので安心いただけると思います。また、走行ペースも控えめ、シニアの方でもゆったり楽しめるよう、工夫したつもりです。