郷に入れば郷に従え。地元の方の知見と情報が助けてくれました!
開催場所探しで途方に暮れているときに人を介して出会った、ジャパンBBQカレッジのProf.さかきさん。毎年、北海道祭りの前夜祭でスペシャルBBQセットをふるまってくださっていますから、ご存知の方も多いことでしょう。
このさかきさんの協力がなければ、BikeJIN祭り@北海道・白老は、ひょっとすると実現していなかったかもしれないのです。
さかきさんに祭りの内容を説明して、試乗会を行いたいので広い舗装のスペースが必要で、さらにパーツ&ウエアの出店スペースと、できれば舗装の駐車場があるところを探していることをお話ししました。
さかきさんは北海道内でもさまざまなBBQイベントを開催しているだけに、一度の説明でなんとなくイメージが出来上がったようで、すぐにいくつかの場所を候補に挙げてくださいました。その場でgoogleマップで教えていただいたところを見たりしたのですが、やはりよく分かりません。さかきさんは、自分が案内するから現地に行ってみましょうと言ってくださいました。
それまでも、困ったり悩んだりした局面で、いろいろな人の力を借りて乗り切ってきましたが、さかきさんとの出会いは真っ暗闇の中での光明のようなものでした。
なんとか場所が見つかって、開催に向けてスタートが切れるかも。そう思って、すぐに北海道へ行ってさかきさんに候補地を案内してもらうことにしました。
やっぱり、なかなかいい場所がありません......。
そして、最後に訪れた白老町でみた候補地は滑走路!
2014年の4月3日。まだ雪の残る北海道の祭り開催候補地を、さかきさんの案内で回りました。しかし、広さがちょっと足りなかったり、広くても大半が砂利引きのところだったりで、なかなかこれというところには出会えませんでした。
そう、北海道って、完全に舗装された広い場所がとても少ないんです。
数カ所見せていただきましたが、開催可能なところがみつかりません。
かなり落胆してしまったボクでしたが、さかきさんはもう1カ所、白老町に候補地があると言って、最後にそこ、白老滑空場に連れていってくれました。
滑走路の真ん中に立ち、やった、祭りができる!!と確信!!
白老の町中を離れ、両側に原生林のような深い森が広がる道を進んで行くと、前方に管制塔のようなものが見えてきました。そう、滑走路ですから、管制塔があるんですね。
建物の横にクルマを停めて、早速、滑空場を見せてもらいました。
まず目の前に広がっていたのが、エプロンといって格納庫から出た飛行機が待機をしたりする場所。
うん、かなり広い!
そのエプロンの先に広がっていたのが全長800m(幅30m)の広大な滑走路でした!
そういえば、ここではありませんが、滑走路を使ってバイクのイベントを開催している模様を雑誌で見たことがありました。なるほど、滑走路だからフラットな舗装です。そして、ある程度の距離がなければ離着陸もできません。そう考えると、祭りにピッタリな場所じゃないですか。
ボクは滑走路の真ん中に立ち、左右に広がる舗装路(滑走路ですが)を長い時間見ていました。
そして、「ここなら開催できる!」と確信しました。
このときの嬉しさと安堵感、そしてさかきさんと出会えたことの幸運さを、ボクは絶対に忘れることができません。
「2017BikeJIN祭り@北海道・白老」