伊豆ツーリングは選びたいルートパターンが豊富!
伊豆といえばバイク雑誌で特集が組まれることも多い、あまりにも有名なツーリングスポット!で、関西人の私に言わせると”ズルイ”土地。だって首都圏からほんの2、3時間走るだけで山あり、海あり、峠あり、シーサイドラインあり、山の幸も海の幸も、さらには温泉までモリモリにある!そして旅の目的によって選びたいルートパターンも豊富。こりゃあ無敵ですやん!
みなさまはじめまして。タモンメグミと申します。BikeJINのグルメツーリング連載「多聞恵美のうまいもん好っきゃモン!」を担当し早10ウン年。いろんなお店いろんな景色を、バイクを通じて感じて味わってきました。この度BikeJIN誌のwebリニューアルに伴い、BikeJIN誌面をまだご覧になったことのない方にもこうしてお話を聞いてもらえる場を頂けたわけで…ならば!
私の旅をもっと知ってもらいたい!旬のうまいもんの素晴らしさを伝えたい!バイクと温泉の相性の良さを知って欲しい!てゆーか「ドヤっ」て自慢したーい!(笑)
というわけで私が今まで味わって来た数々の旅を、やっぱりうまいもんを通してご紹介すべく『多聞恵美のうまいもんオカワリ!!』と題しお届けさせていただきます。
伊豆といえばバイク雑誌で特集が組まれることも多い、あまりにも有名なツーリングスポット!で、関西人の私に言わせると”ズルイ”土地。だって首都圏からほんの2、3時間走るだけで山あり、海あり、峠あり、シーサイドラインあり、山の幸も海の幸も、さらには温泉までモリモリにある!そして旅の目的によって選びたいルートパターンも豊富。こりゃあ無敵ですやん!
さてそんな”ズルイ”ほど良い伊豆の中でも、特に東京・神奈川エリアからのアクセス抜群なのが東伊豆。静岡県の伊豆半島東側のエリアを総称して呼ばれることが多いけれど、今回の旅先はズバリ「東伊豆町」です。
朝、東京を出発し、東名高速道路から小田原厚木道路や西湘バイパスを経て、真鶴道路や熱海海岸自動車道で国道135号に。ここまで渋滞にさえ遭遇しなければものの2時間ほどです。やっぱり近いなあ。
そこからは少し下道を走る訳ですが、信号が少なく眺望の良い135号はアップダウンやコーナーが多く、ただ走っているだけでウキウキさせてくれる道。まさに「バイクで走らんでどうする!」です。退屈なんてしませんとも!
城ヶ崎海岸を見学し、さらに南下をして稲取岬灯台へ。その途中の道沿い、135号の”突如!現れる”ように感じる、コーナーの外側にあるお店が今回のうまいもん目的地。景色に見とれているとウッカリ通り過ぎてしまいますから、その時は焦らず先の町まで行ってからUターンしましょうね。
訪れたのは「大衆磯料理 磯辺」さん。潮風でヤレた渋い店構えに期待を膨らませつつ、入店した私の目に最初に飛び込んできたのは、海しか見えない大きな窓。そして腰板にずらりと張り並べられた手書きのメニュー。この店、美味い予感しかしない!
その予感は大当たり。まあもともと「ここはとっておき」と教えてもらった店だったので心配はしていなかったけれど、バイクに乗って五感が刺激された後だと尚更に”第六感”のような予感が当たると小躍りしたくなるほど嬉しいもの。これってライダーあるあるデショ?
静かな存在感…と連載記事に書いている私ですが、これは「ドヤッ!」というインパクトよりも「ゴゴゴゴゴ…!」と眺めるほどに迫り来る迫力、という意味。その姿、アジマウンテン!
アジが多すぎて米がなかなか一緒にすくえない!なんて贅沢なもどかしさなのか。一口頬張れば、ねっとりと口の中を撫でるような濃厚な舌触り。とろけるなんてヤワな感じじゃない。大葉、おろしショウガ、白ネギなどのインパクトの強い薬味にアジは余裕で勝っている。醤油ベースの甘めのタレも食欲をそそる味です。
職人然としたご主人が「今が旬だよ、そう、目の前の海」と教えてくれた相模湾の真アジがてんこもり(おそらく採算度外視)の”あじ丼”は、4月から8月だけのお楽しみですよ!
今回ご紹介した静岡県・東伊豆町の旅は2016年12月発売の「多聞恵美のうまいもん好っきゃモン!」p.20から23に掲載しています。旅の全容はこちらでお楽しみください。