バイク初心者(!?)が取り仕切る総合型モビリティパーク
横浜市泉区にあった人気のカフェ「Cafe Joren」。このお店が移転リニューアルして2020年6月に横浜市瀬谷区に誕生したのが「Cafe Jack in the Box」だ。
この店の運営母体は、なかなか興味深い。というのも、カフェも事業のひとつという位置付けでセルフ洗車場やレンタルガレージを展開。総合型モビリティパークと謳われている点もうなずける。さらには、FM大和「バイクの輪」というコーナーで「くらさんの今日もツーリング日和」という番組まで社員が行っているのだから、ライダースカフェという枠には収まらないだろう。「お店に来たら何か面白いことが起きるかも!?」という想いが店名の由来と語るのは、店長の「ゆきねー」さん。ライダースカフェの店長であり、自らはBMW・R1200GSラリーが愛車なのだから、さぞかしベテランなのかと思いきや、じつはバイク歴は4年ちょっと。ドラッグスター250からスタートした車歴は、半年後にはトライアンフ・ストリートスクランブラーに変わり、その1年後には現在のGSへ。
トントン拍子で進んだバイクライフに思えるかもしれないが、「まだまだ初心者」と本人は謙遜する。だからなのか、接客もじつにフレンドリー。親しみやすい雰囲気から、若いライダーが集まるのも特徴だろう。そして、集まったお客さん同士が仲間になる……。このお店にはそんなライダーの輪が広がっている。