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極寒バイクキャンプにチャレンジ!

コバユリのバイクでお気楽アウトドア

バイクは自然とつながれる最高のツール!キャンプの話題を中心に、コバユリのお気に入りのモノ、コト、場所などを紹介しながら、バイクで楽しむアウトドアライフをゆるゆると綴ります。みなさまのアウトドアライフにも役立つネタがありましたらぜひご活用くださいませ♪

11月の北軽井沢で寒~いキャンプ

私がプロデュースしているMOTOアウトドアブランド「ノマディカ」では、年に数回、女性とビギナーへの思いやりを最優先にしたキャンプイベントを開催しています。

私自身がキャンプを始めたことでバイクライフがよりいっそう豊かになった経験から、まだキャンプをしたことがない人にその楽しさを知るきっかけにしてもらえたらと、各地で開催して今年で7年。そしてこの秋初めて、ビギナー向けではない、ちょっとマニアックな会を企画してみました。
それは「極寒キャンプ」!

ノマディカが監修する北軽井沢のキャンプ場「アースマイルビレッジ」は、11月初旬ともなると紅葉は終盤を迎え、浅間山には初冠雪が。朝晩の冷え込みも0度前後まで深まります。そんな寒い時期のキャンプツーリングが大好きな人や、その魅惑の世界に足を踏み入れたい人に向けて、「ブルブルしながらお外で遊ぼうよ~!」と参加を募ったところ、30名近いライダーが各地から集まりました!

日が短い季節は早めにチェックイン

迎えたキャンプ当日は胸のすくような秋晴れ。
さらに、昨年のこの時期にはすでに終わっていた紅葉が、今年は1週間ほど遅れたためちょうど見頃を迎えるという幸運!場内の山頂からは秋色に染まる浅間山の絶景が堪能できました。

これからの日が短い季節は、ツーリングはほどほどにして、早めにキャンプ場にチェックインして、散策したり写真を撮ったりしながらゆっくり過ごすのもいいですよね。

一に焚き火、二に食事

3連休の初日とあって、みなさん渋滞にハマりながらも着々と到着。一番乗りは、バイクキャンプ自体が初体験というセロー乗りの女性でした。
記念すべき初めての日がこの寒さで、キャンプを嫌いになってしまわないかしら…とハラハラする主催者をよそに、ローチェアに身を沈め浅間山を眺めながら、「キャンプってこんな贅沢な時間を過ごせるんですね!!」と満面の笑み。よかった♪

寒いキャンプでは一に焚き火、二に温かい食べ物!ということで、群馬県の郷土料理「おっきりこみ」を作ってみんなでフーフー言いながら食べ、夜は炭火を囲んで地元の食材をBBQで楽しみました。
みんな暖かいところから離れられなくなるのが秋冬キャンプ。
炭火の周りでひとしきりお酒とおしゃべりを楽しんだあと、大半の人が温泉に行っている間に、なんだか雲行きが怪しくなって…。

澄み渡る夜空のアート

満月前夜の明るい空に天の川、とはさすがにいかず、それでもチラホラと瞬く星と月灯りがとても美しい夜…に忍び寄る怪しい影。
やがて空一面にひつじ雲が!

星は隠れてしまったけれど、月灯りと重なり合う様はまるで宇宙のアートを見ているようで、ため息を漏らすウットリージョ続出。キンキンに澄み渡るきれいな夜空は、秋冬キャンプならではのご褒美ですね。

しかし、ひつじ雲の出現によって喜ばしくないことがあと2つ。ひとつは、雲が出たおかげで夜の冷え込みが5℃くらいで止まってしまったこと(極寒のはずが…。)そしてもうひとつは、天気が下り坂であることを示していること。天気予報を見たら、明日昼前には雨が降り出すですって!?

結局、未遂に終わりましたが…

結局、極寒と呼べるほどの冷え込みにならないまま実に平和に夜は明けて、「なーんだ、拍子抜けだな」と言いつつも安堵の笑みも半分のみなさまと、雨が降り出す前に早めの解散をしてお別れしました。
そしてみなさんが帰った途端、空が真っ白になり、身を切るような寒風に凍る外幕、付近の道路ではあられに吹雪!その夜は正真正銘の極寒となりました。

えー、今回の極寒キャンプ未遂事件の犯人は、拍子抜けと言っていた晴れ男・晴れ女のみなさま自身でありました(笑)!

引き続き、寒いキャンプをお楽しみください♪

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