バイクは自然とつながれる最高のツール!キャンプの話題を中心に、コバユリのお気に入りのモノ、コト、場所などを紹介しながら、バイクで楽しむアウトドアライフをゆるゆると綴ります。みなさまのアウトドアライフにも役立つネタがありましたらぜひご活用くださいませ♪
トラウマを乗り越えて
今でさえ、月に一度はキャンプしないと体調不良に陥るほどにキャンプホリックなわたくしですが、家族と生まれて初めてのキャンプに出かけた7歳の夏から、大人になってバイクに乗るまでの長い年月、実はキャンプを封印しておりました。理由はほかでもない、”虫”。
日頃から、小バエにさえ怯えるほど極度の虫嫌いであった少女は、その夏、湖畔のキャンプ場でハチに追いかけられ発狂。母が作ってくれたカレーライスを皿ごと投げ出して逃げ回り、我に返ったときに見た母の切なそうな顔に胸をえぐられ、「もう二度とキャンプなんてしないんだから!」と半べそかきながら誓ったのでありました。
そんな自分が、大人になって、誓いを破り、再びキャンプを、しかもバイクで始めるなんて、どうして想像できただろうか! だってバイク旅が楽しすぎるんですもの。キャンプでさらなる自由を極めたくなっちゃったんだよね。
そしたらトラウマなんて、雨上がりのほんの小さな水たまりですよ。鼻歌交じりにひょいと飛び越えたら、私のツーリングの気ままさは、それまでとは比べ物にならないほどの高まりを見せ、北は北海道から南は沖縄の離島まで、テントを積んで走り回ったのであります。
予想外の変化
晴れてバイクキャンパーとなったわけですが、虫嫌いが治ったわけではなく、ペグは忘れても殺虫剤は忘れないという戦闘態勢万全のキャンプが始まりました。
そんな私にまもなく、予想外の変化が起きます。「自然の中に分け入っておいて“殺虫”はないよね…」と、人としてごく真っ当なことを思えるようになったんです!
殺虫剤が防虫スプレーに代わると今度は、スプレーするたびにケミカルな何かにむせ込む自分に違和感を覚えるようになりました。バイクに乗ってみたら、自然との距離がさらに縮まり、キャンプを始めると、自然との調和が始まったわけです。でも、虫はやっぱり、すごく苦手……。
楽しすぎる! ”虫を遠ざけるスキンケア”
そんなときにアウトドア用品店で偶然見つけたのが、オーストラリアのナチュラルコスメブランド「パーフェクトポーション」の「アウトドアボディスプレー」でした。小さな子どもと一緒に使えるくらいやさしい処方で、オーガニックの精油や植物エキスを使って虫を遠ざけようというもの。
「これだ!」とさっそく肌に試してみると、むせるどころか、深呼吸したくなるほどとってもいい香り! さっそく次のキャンプで使ってみると、もう虫への効き目は二の次でいいわ、なんて思ってしまうほど本当に気持ちがよくて、わざとテントの中で使って寝床を天然アロマで満たしてみたり、「なにそれ、すっごくいい匂いする~」と興味津々の仲間に吹きかけてあげたり。好きな匂いを嗅いでいると呼吸が深くなるからリラックス度も高まって、キャンプの楽しさがグッと広がりました。それからかれこれ十年近く愛用しています。
あ、もちろん効きめにも大満足で、モンゴルでキャンプツーリングをしていたとき、川沿いの、天敵が多いキャンプ地で使っていたら、私だけ刺されないものだから現地の人たちもびっくりしていましたよ。
女子をキャンプに誘うなら
私にとって唯一の憂鬱だった虫への心配を和らげて、キャンプを100パーセントハッピーなのもにしてくれたこのスプレーには一生足を向けて寝られません。虫が苦手なことを理由に「私にキャンプは無理」と諦めてしまう女性はとても多いのですが、このスプレーがあればきっと大丈夫!
そんなことで、素晴らしきキャンプワールドを体験しないままバイク人生を過ごしてしまうなんて、本当にもったいないよ。そして、キャンプツーリングに誘いたい女子がいるあなた。お守りと思ってぜひこのスプレーを用意されたし。 女子はハーブの香りにヨワイのである。
『パーフェクトポーション アウトドアボディスプレー エクストラ』
http://www.pp-store.jp/
虫が苦手な匂いを持つ精油がブレンドされた、日本で一番売れている天然アロマボディスプレーが今年リニューアル。生後6ヶ月から使えるやさしい処方はそのままに、よりダメージをブロックする成分「ニアウリ」を新配合し、香りの持ちも120%にアップ。
日本限定ブレンドの「hakka」(写真左)はハッカ油配合でより清涼感があります。どちらもリフレッシュ効果のある精油が主に使われているので、キャンプに限らず50mlのミニボトルをバッグにしのばせておくと、ツーリングの休憩時などにも活躍しますよ。
万が一刺されてしまったときのためのダメージケア品もラインナップ。これがまた、たまらなくよい香りがするので、虫に負けるのは悔しいが、これらを使えると思うとウキウキしてしまうという矛盾。どちらもバッグの中で邪魔にならないコンパクトさもお気に入り。