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【ROYAL ENFIELD・SHOTGUN650】バイク本来の楽しさが味わえるモダンな空冷2気筒

他メーカーとは一線を画す
クラシカルなバイクを数多くリリースする
ロイヤルエンフィールドからレトロでモダンなニューモデルが登場!
現代のテクノロジーを各所に取り入れた
SHOTGUN 650を編集部員がインプレッション!

BikeJIN2024年9月号 Vol.259掲載

全体的にグッときたショットガン

平成生まれだがバイクの好みは生まれる以前の車両が多い僕。

今まで所有してきたバイクも、クラシカルなルックス優先で選んできたためか、気が付けばすべて空冷エンジンだったりする。空冷特有の乗り味もさることながら、なによりあの「THEバイク」といった佇まいが堪らないのだ。

そんな僕が今回乗ってきたのはインドのバイクメーカー、ロイヤルエンフィールド・ショットガン650。同社のバイクに僕が魅力を感じる点は、他にはないクラシカルで可愛らしいルックスやカラーリングと、これまた昔ながらの走りが味わえるところだ。

今回新たに発表されたショットガン650もパッと見た感じ、かなり好みな部類である。 実際に走らせてみると、市街地では低速のトルクがあって、足着きも良いので扱いやすい。

ライディングポジションはクルーザーみたいに足を前に投げ出す感じではなく、ヤル気に満ちたネイキッドみたいに前傾にもならない落ち着いた感じ。それでもワインディングではヒラヒラと軽快にコーナーを曲がれて、240㎏の車重をほとんど感じさせず、しっかりスポーティな走りが楽しめた。

ショットガンの乗り味を一言で言うなら「中型よりは力強くて、リッタークラスのパワーには及ばない」ちょうどイイ感じ。僕はミドルクラスの醍醐味を「自身が怖くない範囲で楽しく扱える」ことだと考えているのだが、それが存分に味わえた。

一見ただクラシカルなだけかと思いきや、USBポートやディスプレイでのナビ機能など、ツーリングを快適にしてくれるイマドキの技術が盛り込まれているのも嬉しいポイントだ。

ロイヤルエンフィールドが「カスタムベース車として、どんどんカスタムしてみてね!」というスタンスのようなので、走りが物足りないライダーはハンドルやステップ位置を変えてみたり、長旅に出るライダーはシート変更やステーの増設で積載力の底上げを図ったりと自身のスタイルに応じて自由にいじってみることもできそうだ。

レトロなルックスにモダンな機能。走り出せば重さを感じさせない車体。そして、左右2本出しのキャブトンマフラーが奏でる気持ちの良いサウンド。

まさにバイク本来の楽しさが味わえる車両で、年齢、バイク歴問わずさまざまなライダーが楽しめる車両に仕上がっていた。

Specifiction

タンデムシート仕様
Drill Green
Plasma Blue
Sheet Metal Grey
Stecil White
DATA

SHOTGUN 650
エンジン:空冷4st. 並列2気筒 648cc
最大出力:47ps/7250rpm 
最大トルク:52.3Nm/5650rpm
シート高:795 ㎜ 
車重:240㎏ 
タンク容量:13.8L
タイヤサイズ:F=100/90-18 56H R=150/70 R17 69H
価格:97 万4600 円~

便利なUSBポート
車体側面にはツーリングに便利なUSBポートを備えている。スマートフォンや電熱ウエアなどUSB給電のアクセサリーを使用するライダーには嬉しい機能だ
レトロな2本出しマフラー
装備するのは左右2本出しのキャブトンマフラー。クラシカルなルックスに加えて、ノスタルジックな心地良い2気筒サウンドを奏でる
ナビシステム搭載のメーター
レトロな見た目のデジタルメーターには、「Tripper ナビゲーションシステム」を搭載。向かう先を矢印で案内してくれる。クラシカルな雰囲気に最新のテクノロジーを融合させている
良好な足着き
シート高は795㎜で169㎝だとカカトがちょっと浮くくらい。跨ったままの取り回しも特に問題はないが、車重が240㎏あるので少しだけ力が必要。降りて取り回すのが安心かも
※169cm 70kg
編集部ヤマキ
偶然にも今まで所有してきたバイクはすべて空冷エンジンという本誌編集部員。ミドルクラスのクラシカルバイクが好きでショットガンへの期待も膨らむ

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