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トナリのバイク人[2025年1月号掲載](関東編)

一日の気温差が大きいからウエア選びにも
ちょっぴり悩むことが多いこの季節
予備の防寒インナーやグローブなどをバッグに忍ばせて
万全の体制でバイクファッションを楽しもう

※BikeJIN vol.263 2025年1月号参照

Wさん 52歳

DUCATI DIAVEL V4
Helmet:SHOEI
Jacket:KUSHITANI
Glove:KOMINE
Pants:WORKMAN
Boots:TAICHI

バイク歴は30年以上で、これが初めてのドゥカティ。「パワーもあるし見た目以上に軽くて乗りやすい」とお気に入り。ほかに最後の空冷4発のCB1100も所有してバイクライフを謳歌中

[Point]愛車に合わせたアクセントとアシンメトリーが織り成す妙
バイクに合わせたデザインとカラーでウエアをチョイス。クシタニのジャケットはドゥカティの赤に合わせ、左右非対称のデザインも購入の決め手だ。作りがしっかりしていてサイズ感が良く、高速巡航でもバタつかないことからクシタニを愛用。20着ほど所有し、ドゥカティやホンダの純正品も持っているそうだ。

色だけでなく生地や模様も左右非対称としているところがクシタニのこだわりと品質だ

Kさん 56歳

KAWASAKI ZX-12R
Helmet:SHOEI
Jacket:BERiK
Glove:MOTORHEAD
Pants:KADOYA
Boots:DAYTONA

昔から好きだったZX-12Rを3年前に入手。乗車姿勢は思っていたよりやや窮屈だが、走りはイメージ通りに最高。マフラーなど各部をひとつずつカスタムしてその効果を体感している

[Point]ブラックレザーを全身に纏う褪せない永遠のスタンダード
欲しいウエアのイメージは頭の中にあり、実物を見て、試着してフィットすることを確認。そのうえでフィーリングで決めるのがウエア選びの方法。用品店に行くとウエアは必ずチェックするので、衝動買いしてしまうこともあるそうだ。残念なのはカワサキのメッシュレザージャケットが売り切れてしまったこと。

この日のジャケットはベリックのレザー。睨みをきかせたロゴマークが気に入っている

Iさん 25歳

TRIUMPH SCRAMBLER 900
Helmet:SIMPSON
Jacket:TRIUMPH
Glove:GENIUS
Pants:PMJ
Boots:DAYTONA

学生の頃から乗りたかったが、社会人になったのを機にようやくバイクデビュー。愛車は初心者でも乗りやすく、眺めているだけでニヤニヤできると大満足。週末毎のツーリングを楽しむ

[Point]愛車との相性はバツグンのブリティッシュクラシック
インスタグラムで見かけたバイク乗りのファッションに魅力を感じ、愛車にも合うブリティッシュクラシカルをチョイス。トライアンフ純正のジャケットはデザインも好みなうえ、着心地や防寒性にも満足しているが、ベルスタッフのジャケットやヘドンのヘルメットなど、イギリスブランドに目をつけているところだ。

1902年創業であるトライアンフのバッジは、イギリスのバイク史を静かに物語るアイコン

Yさん 56歳

HONDA X4
Helmet:Arai
Jacket:DEGNER
Glove:GOLDWIN
Pants:POWER AGE
Boots:Z.SUO

ずっと欲しかったX4だが長期海外出張で叶わず、やっと入手してもまた海外出張で乗れず……ようやく3年前に整備できてただいま絶好調。SSTRに参加し地元の金沢へ帰省も果たした

[Point]エイジングが渋みを増すレザージャケットの醍醐味
レザージャケットが好きで、この日のジャケットはひと目惚れして即買い。もともと青かったそうだが、いい具合のエイジングで落ち着きあるダークカラーになったそうだ。ウエアを黒系で揃えたい願望もあるが、友人とカブるのが悩みのタネ。これからの季節は電熱グローブを愛用して、厳しい寒さに負けずに走る。

二の腕の2本ストライプがアクセント。よく見るとブルーの面影が残るエイジングだ

Tさん 65歳

HONDA X-ADV
Helmet:SHOEI
Jacket:MaxFritz
Glove:KUSHITANI
Pants:MaxFritz
Boots:TAICHI

R1200RTに乗っていたが、DCTを経験したくてX-ADVに乗り替え。最後の大型バイクと思っているが、まずはあと5年、70歳まで乗り続けることが目標。クロスカブ110も所有する

[Point]ジャケットとパンツの素材とカラーの絶妙コーデ
こだわりはとくにないそうだが、所有するウエアにはクシタニが多く、マックスフリッツは仲間内でも好評とのこと。おおよそクシタニはロング、マックスフリッツはショートのツーリングで使い分けている。冬はBMW純正の電熱インナーを併用。生地が厚手だから電源を切ってもしばらくは寒さを感じないそうだ。

マックスフリッツのウォームパンツは3層構造で防風性と保温性が良く、秋冬の相棒だ

Sさん 68歳

MOTO GUZZI V85TT TRAVEL
Helmet:SHOEI
Jacket:Fuel
Glove:PAIR SLOPE
Pants:━
Boots:GAERNE

ハーレー、ドゥカティ、BMWなどを乗り継いできて最後のバイクとして購入したのは一度乗ってみたかったというモトグッツィ。ほかにSR500も所有しており、味わいあるバイクライフを堪能中

[Point]クラシカルなグッツィにマッチするコットンジャケット
バイクに合わせるよりも、普段のファッションと同じ感覚でバイクウエアを選ぶ。以前は革ジャンばかりで、カドヤを3着、クシタニを1着所有するものの、最近は気軽に着られるフューエルのコットンジャケットがお気に入り。ほかにヒューストンのジャケットも愛用していて普段着としても着回しているそうだ。

Fuel のジャケットは実用性も良く、ポケットが使いやすいところも気に入っている

Iさん 57歳

YAMAHA XSR900
Helmet:SHOEI
Jacket:AEGIS
Glove:KOMINE
Pants:HenlyBegins
Boots:GAERNE

家庭と仕事がひと段落してのリターンから6年目。おおよそ200㎞の日帰りツーリングを月に1回楽しむ。ルックスで選んだXSR900は車体も軽くて乗りやすく、とても満足している

[Point]色の取り合わせが妙味のカジュアルスタイルコーデ
ブランドにはこだわらず、丈夫な生地とプロテクターを必須条件として好みの色で選ぶことが多いとのこと。その日の気分でカラーコーデを楽しむ。この日はインナープロテクター+イージスの春秋ジャケットで、パステルブルーとカーキのパンツの組み合わせは落ち着きと爽やかさを感じさせるナイスなコーデだ。

愛用のインナープロテクターはマックスフリッツ製で、メッシュなので夏でも着用できる

Wさん 32歳

APRILIA RS250
Helmet:AGV
Jacket:rhenium
Glove:IRONJIAS
Pants:KADOYA
Boots:KADOYA

友人からバイクをカタログを見せてもらったときに興味を持って以来のアプリリアファン。フルパワー2スト250の加速力は初めてのパワーバンドで首を痛めたほどだったそうだ

[Point]年季あるレザージャケットが往年のレーサーレプリカに合う
ジャケット、パンツ、ブーツをレザーで揃えつつも、色を微妙に変えることで革特有のハードさをやや抑えているのが好印象。ウエア選びはウィンドウショッピングに、普段着と同じセンスで決める。ジャケットは6年ほど愛用し、すっかりと身体に馴染んでエイジングの具合も良好。柔らかくて着心地もいいそうだ。

編み上げ+ベルトのブーツはカドヤ製。ブーツアウトでバックルを見せているのがグッド

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