1. HOME
  2. コーディネート
  3. トナリのバイク人[2024年12月号掲載](関東編)

トナリのバイク人[2024年12月号掲載](関東編)

夏から秋への移ろいに追いつくのに苦労するこの時期は
バイクウエア選びもなかなかむずかしい
そんなときこそ快適さと遊び心のバランスが大切だ
絶好のバイクシーズンをお洒落に楽しむ人たちをチェック!

※BikeJIN vol.262 2024年12月号参照

Mさん 73歳

BSA GOLDSTAR
Helmet:MURRY
Jacket:SHINICHIRO ARAKAWA
Glove:━
Pants:KUSHITANI
Boots:Lewis Leathers

愛車のBSAゴールドスターDBD34は、1950 ~ 60年代に生産されていた名車。ツーリングは月に2回ほどだが、ノートンコマンドでは筑波や富士で開催されるレースにも参戦している

[Point]英国旧車に合わせたレザーとロングブーツの絶妙さ
ジャケットはレザーが好みで、15着以上を所有。ジャケットを選ぶ基準は感性が高いもので、この日はシンイチロウアラカワをチョイス。バイクはXS650やTX750なども所有していて、バイクに合わせてジャケット選びを楽しんでいるそうだ。冬は大きめサイズのレザーに、薄手の防寒インナーを重ねて走っている。

チェッカーフラッグとイギリス国旗をあしらったエースカフェのワッペンは独自アレンジ

Yさん 57歳

YAMAHA SR400
Helmet:griffin
Jacket:Lewis Leathers
Glove:━
Pants:━
Boots:Goldtop

10年乗っているSRは500㏄に排気量アップしたほか、ロケットカウルやアルミタンクなど、こだわりのカスタマイズにあふれている。「乗るのも好きだけど、いじるほうが楽しい」

[Point]自ら手直ししてアレンジしたレザージャケットの格好よさ
ルイスレザーズのジャケットをはじめ、ヘルメットもブーツもブリティッシュ’70sで統一しつつ、アメリカンテイストを入れるのが好み。革ジャンを自分でリペアやリサイズをする腕前を持っていて、革ジャンへの情熱が高まった結果としてバイクにも乗りはじめたのだという。それだけに着こなしは完璧だ。

リサイズだけでなく、腕にポケットを増設するなどオリジナルのアレンジも加えている

Iさん 58歳

TRIUMPH Speed Twin 900
Helmet SHOEI
Jacket ROUGH&ROAD
Glove ROUGH&ROAD
Pants DEGNER
Boots TAICHI

バイク動画で興味が再燃し、大型二輪免許を取得してリターンしたのが昨年のこと。ボンネビルT120と迷ったが、軽快さを重視して900を選んだ。月に2 ~ 3回のツーリングを楽しむ

[Point]愛車のカラーとバッチリのレザーフーディジャケット
ジャケットはレザー、ボトムはデニムが好みで、あとは試着したときの着心地が決め手。バイクと合うかどうかよりも、スタイルが好みかどうかで選んでいるそうだ。この日はプロテクターを外せば普段着としても使えるラフ&ロードの上下で揃え、マットブラックの愛車とも相性がいいダークカラーがバッチリだ。

フーディのレザージャケットだからヘビーすぎず、カジュアルに着られるのがポイント

Hさん 50歳

YAMAHA SR400
Helmet:SHOEI
Jacket:━
Glove:KADOYA
Pants:FUEL
Boots:Danner

SRに装着しているのは、ギターをモチーフとして家具職人の技術を存分に生かして製作した木製パニアケース。バイクは休日ツーリングをメインに、あえてノーマルで走らせている

[Point]ホースハイドレザーとキルトパンツの妙味
レザージャケットは20年物で、馬革ならではの硬い着心地に疲れることもあるが、だからこそ安心感もあり気に入っている一着。ボトムはスペインのブランド・フューエルで、機能性とファッション性を両立させたデザインが特徴。ダナーのブーツとの組み合わせで、ヘビーになりすぎない絶妙なハードさを作り出す。

グローブはプレゼントでもらったカドヤのレザー。操作性も良く、使い込むのが楽しみだ

Nさん 59歳

BMW M1000R
Helmet: SHOEI
Jacket:TAICHI
Glove:elf
Pants:TAICHI
Boots:TAICHI

F900Rでリターンし、4気筒に乗りたくなって選んだ愛車はパワフルすぎてスロットルを思い切り開けられないのがアバタもエクボ。昼には帰宅する週末日帰りツーリングを楽しんでいる

[Point]好きなブランドで揃えた落ち着きを感じる装い
コーディネートが落ち着いているのは、ジャケット、ボトム、ブーツをタイチで揃えているから。ひとつのブランドでまとめるのはコーディネートの定番だが、「タイチは好みのデザインが多くて、いっぺんに買ったら自然と揃っていた」とのこと。リターンしてまだ1年だが、季節ごとのウエアも揃ったそうだ。

ヘルメットはSHOEIのZ8にDIYでラッピングしてBMW Mカラーを巧みに再現した

Hさん 54歳

HONDA REBEL1100 DCT
Helmet:WINS
Jacket:ROSSO STYLELAB
Glove:TAICHI
Pants:EDWIN
Boots:WILDWING

夫と弟がバイク乗りで6年前にようやく免許を取得。これからも長く乗り続けたくて購入したレブル1100DCTは、クラッチ操作がなく、足着きもいいから、怖い思いをせず山道を走れる最高の相棒だ

[Point]すっきりシルエットでもプロテクターをしっかり装着
ブランドの好みはとくになく、ウエア選びのこだわりポイントは動きやすさ。試着して着心地のいいものを選んでいる。ソフトパッド装備のものはハードタイプに換装したり、胸部プロテクター(コミネ)、膝プロテクター(パワーエイジ)を追加して安全性を高めることも忘れない。今はアースカラーのウエアを物色中。

ブーツは、足着きがよくなる厚底が特徴のワイルドウイング。足つきに悩む人の必需品だ

Sさん 45歳

TRIUMPH Scrambler 1200 XE
Helmet:BELL
Jacket:THE NORTH FACE
Glove:JRP
Pants:MaxFritz
Boots:FORMA

幼い頃からモトクロスに親しみ、1200㏄の大排気量車でも林道を走れる腕前を持つ。ツーリングは月に1 ~ 2回。妻はスピードツイン900を所有している、トライアンフ好きな夫婦だ

[Point]青い空と白い雲を思わせるさわやかなカラーコーデ
ゴテゴテしない軽快なウエアリングが好みだが、林道へ行くときは気合を入れる意味も込めてオフロードブーツを着用。ノースフェイスのマウンテンパーカは普段着としても愛用していて、ダウンのインナーで防寒対策もバッチリ。マックスフリッツの白いボトムとの相性が抜群のカラーコーディネートが映えている。

ジャケットとボトムが明るい色だから、ダークカラーのブーツで足元がキリッと締まる

Sさん 37歳

HUSQVARNA NUDA900
Helmet:Arai
Jacket:KUSHITANI
Glove:KOMINE
Pants:TAICHI
Boots:KOMINE

サウンドとデザイン、あまり見かけないバイクであることが気に入っているヌーダ900。週末ごとにツーリングへ出かけていて、いろいろな仲間と走ったり、ソロで旅したりと多様に楽しんでいる

[Point]シックでいながら華もあるブルー系カラーコーディネート
普段は黒系でまとめることが多いそうだが、この日は好きなブルー系のカラーコーデ。シンプルなデザインのウエアが好みで、ネイビーブルーで揃えた上下は、ジャケットのジッパー部の白がちょうどいいアクセントだ。アクセントカラーはいつも意識しているそうで、季節ごとのコーディネートも楽しんでいるそうだ。

クシタニのジャケットは左右非対称デザイン。左肩の白、フードの赤いロゴが特徴

関連記事